渋谷は自分が育った街。この前の日曜日は、本当に久しぶりに少しだけシブヤをブラブラしました。
この場所に「丸井」ができたのはいつだったか、まったく記憶にありません。丸井ができた頃は、確か道玄坂に緑屋というのがあって、この二つが月賦販売をする二大百貨店でしのぎを削っていたと思います。
しかし、緑屋が敗退して、丸井は「丸井はみんな駅のそば」というキャッチフレーズと「○I○I」というロゴで勝ち残りました。今では○ICITYとなっているんですね。
ここから左は有名な公園通りとなりPARCOにへて、渋谷公会堂に続きます。そして突き当たりが代々木体育館とNHK放送センター。
渋谷駅とここまでの間には、東急東横店から始まって、109、西武デパートA館・B館、西武系のPARCOとロフト、東急ハンズなどがひしめき、東急VS西武のデパート戦争の舞台になったのは、もう古きよき時代の話。
西武に入ってみたら、ブランドショップばかりで、そこらのファツションビルとなんら変わりありません。今や、消費者の好みは多様化してもう百貨店というものの存在価値というのは薄れてしまったんですね。
そこに行けば何でもそろうというのが便利だったわけですが、何でもそろうということは、何もそろわないということの裏返しでもあるわけです。
ほとんど見たことがないビルや店ばかりでしたが、その中にものすごく懐かしい店が残っていました。明治通りに「いんでいら」というカレーハウスがあって、1955年創業でこどものころよく食べたものです。
象のマークを見つけて、思わずお店に入ってみました。カレールーのテイクアウトを買って帰りました。昭和の味がしました。