2009年11月16日月曜日

新型インフルエンザ・ワクチンについて

ニュースなどで報道されているとおり、本日から最優先接種者を対象とした新型インフルエンザ・ワクチン接種が開始されました。

当院では、関節リウマチの患者さんの大半が最優先接種者となります。10月にどのくらいのワクチンを必要とするかの調査がありましたが、この時点では約100名と回答していますが、先週末に入荷したワクチンはわずかに18人分です。

そこで、大変心苦しいのですが、最優先接種者の患者さんの中でもさらに優先順位をつけざるをえません。そこで、生物学的製剤を使用している患者さんから順番に本日電話をして希望をお聞きしました。

本来ならば、全員の希望を聞いた上で配分すべきだとは思いますが、現実に次にワクチンが入荷するのはいつ、そしてどのくらいかがまったく不明という状態ですから、とにかく連絡の付いたから方から順番に予約をいれさせていただくしかありません。

公平とは言い難いのですが、とにかく1人分さえ無駄にできない現状をご理解いただくしかありません。とりあえず、初回入荷分についてはほぼ予定が決まりました。ましてや、誠に申し訳ありませんが、当院に通院していない患者さんの予約を受ける余裕はまったくありません。

新型のワクチンについては、国が買い上げた上での配分となっていますが、各医療機関にばらまくために数などの調整に手間取り、正確な入荷情報がまったくと言ってもいいほど入ってきません。国が牛耳っているなら、保健所などでの集団接種の形を取ってもらえは混乱は少ないのではないかと思います。

季節性ワクチンも、そのあおりを食らって同様の状況になっており、もうほとほと疲れてきました。まぁ、そんなことをぼやいてもしょうがありません。

本日連絡の付かなかった方には、次の入荷が確定してからご連絡いたします。また、11月中に接種ができない状況の場合には、最優先接種者証明書をお渡しする形も考えています。

いろいろご迷惑をおかけしておりますが、重ねて諸事情をご理解いただき容赦いただけますようお願い申し上げます。