2010年6月20日日曜日

徒然に和蘭

まぁ、関係ないと言えば関係ないことですが・・・昨夜のサッカー・ワールドカップ、オランダvs日本戦。残念でした。ランクから言ってもとうてい勝てそうな相手ではありませんでしたが、前半0-0で終えたときは、ひょっとして引き分けで勝ち点1をゲットできるかと思ったんですけどね。

でも、次のデンマーク戦に期待をつなげられる戦い振りで、負けてもいい戦いだったと思います。ただ残念なのは、せっかく中村俊介を投入していながら、まったく彼をいかしたプレイがなかったこと。次回に期待です。

でもって、もっと関係ないのが、オランダと言えば・・・チューリップと風車、日本にもオランダがありましたね、長崎の方に。一度行ったことがあります。とてもきれいなんですが、じゃあ何があるの? と聞かれても、街があったとしか言いようがありませんでした。

その時に、オランダの有名な画家であるエッシャーの作品集を自分の土産として買いました。これは、今ではクリニックのとっておき本棚においてありますので、待合室で眺めていただくことができます。

それからゴッホとエジソン・・・おいおいゴッホはわかるけど、エジソンはアメリカ人だろう、という声が聞こえてきますよ。

エジソンのお父さんは実はオランダ人だったので、関係がないわけではありません。オランダにはEdison Music Awardsというエジソンの名前を冠した有名な音楽賞があるのです。これはレコードを発明して、音楽が誰の家でも気軽に楽しめるようになったというエジソンの功績を讃えることから始まったわけです。

もっとも、瘻管、SP盤、LP盤と続く物理的な信号によるレコードの歴史は20世紀末でほぼ終了しているわけです。今では一部の好事家やDJの間でのみ使用されていますが、実質的にはCDという電気的信号による記録がメイン。

最近はUSBメモリーなどにデータとして入っているものも出始めていますが、当然の方向性でしょうね。ただ、こういう技術革新によって道具の大きさがどんどん小さくなっているということはどうなんでしょうか。

中に入っている記録の価値はまったく変わる物ではありませんが、形が小さくなるにつれて人々が感じる価値はどんどん少なくなっているように思います。所有欲というのがあって、レコード盤を持っていると言うことは、ある種のステータスであったと思います。

まぁ、クラシックCDの超廉価盤をうはうはと喜んでいる自分が言うのも何ですが、そのうち中に入っている音楽そのものも粗製濫造されだすのではないかと心配です。もっとも100均でも、まったく無名の音楽家のCDを売っていたりするようになっていますけどね・・・