今夜は、ミナトミライでリウマチの講演会を聞いてきました。地域の小さな会の割には、日本のトップクラスの先生の話を聞くことができたので、それなりに意味のあるものでした。
ただ、最近はこういう会がやたらとあって、どれもが似たり寄ったりというのも真実。偉い先生の講演も、どうしても同じような内容になってしまいます。
これも、関節リウマチという単一疾患に限定した内容ですから、いたしかたがないところ。ただで勉強させてもらっているのですから、文句を言ってはばちが当たるというものです。
今夜再確認できたことは、とにかく今のリウマチ治療は寛解(ほぼ治癒という状態)を目指すということ。それに向かって、いかに早くに診断を下し、そして適切な薬をけちらずに使っていくかということ。
ただ、この辺りのことは、この2年くらい耳タコ状態の話です。専門性を打ち出しているからには、これを実践できるようにしているつもりです。
しかし、使える薬は次から次へと出てくるので、これらをどういう基準で選択していくのかということが、いまだに不明な部分。新薬がどんなに素晴らしい効果を出すかは、もうさんざん聞いています。
とにかく知りたいことは、医者としてはどれから使っていくのか、患者としてはどうしたら薬をやめられるのかということではないでしょうか。
単一疾患という大変狭い範囲の話題ですが、まだまだ語りつくされないことは山ほどあるようです。