エンタメ情報誌のぴあが、ただいま店頭に並んでいるので、なんと最終号となってしまうのです。
時代・・・と言ってしまえばそれまでですが、1972年に創刊されて、まさに自分の中学・高校時代を象徴する雑誌の一つでした。映画やコンサートの情報は、まとめて見る事がなかなか無かった時代で、この雑誌があったことでずいぶんと助かった。
ぴあで調べてプレイガイドに並ぶ・・・これがチケットを獲得するための王道となっていました。今と違って、プレイガイドでは、A列×番という具合にチケットを買えたので、ある程度自分の好きな席をとれたものです。
及川正通の描く表紙もまた楽しく、いろいろなアーティストのイラストは素晴らしい。もう完全にぴあの顔でしたよね。
ページの端っこに、極小の文字で載せられていた「はみだしびあ」がまた楽しい。いろいろな人の一言投書でしたが、なかなか的を得た意見もあれば、ただただ爆笑のネタまで、とにかく紙面に無駄がありません。
しかし、時代はネット社会となり、いろいろな情報は雑誌をかうよりネットで探すほうが早いし便利になりました。ぴあという雑誌の存在意義はしだいに薄れ、廃刊となるのはやむをえないことなんでしょう。
ぴあは、一つの時代のニーズにマッチした文化の一つであったわけです。もちろん、今大きな顔をしているネットも、どこかで終焉を迎えるのでしょう。その時に、あれは便利だったと皆に懐かしんでもらえるのでしょぅか。
プリウスαを注文してから、1ヶ月以上が過ぎていますが、もちろん納車がいつになるかという決定的な情報は皆無。最初から来年5月と言われているのですから、ジタバタするなと怒られそうですが、毎日思わずネットを検索してしまいます。