今年になってからはずいぶんとインフルエンザが猛威をふるい、ずいぶんと観戦した方が多くて大変でした。ところが、やっと患者数は減少し始めたようです。クリニックに来られる患者さんの中にも、感染した方がだいぶいらっしゃいました。
近くの老人施設では、ほぼ1ヶ月近く出入りが禁止されたとのこと。感染していない方も、外に出れずに「軟禁」状態になってしまったようです。
大きな病院でも、入院患者さんだけでなく医療スタッフも大勢感染して、面会なども厳しく制限されているようです。
新型インフルエンザの問題が起こってからは、予防接種を受ける人が増えたのか、昨年は比較的インフルエンザの患者さんは少なくなっていたような感じました。
今年もシーズンの始まりは患者さんがあまり増えなかったので、このまま少なめでいくのかなと思っていたら大間違いでした。
最近言われているのは、薬に対する過信。つまり、タミフルに代表される抗インフルエンザ治療薬は、ウィルスの増殖を抑える力はあるものの、解熱してすぐに外出してはいけないわけです。ちょっとよくなって、安心してウィルスを拡散させているという心配があるようです。
ついこの前も、3日前にインフルエンザと診断され薬を飲んで今日は解熱して調子が良くなったので、腰痛で受診したという方がいました。正直言って、勘弁してくださいという気分ですが、空いていたので何とか対応しましたが、腰も痛いのだからもう少し家でおとなしくしていてもらいたいというのが本音です。
一回吸入するだけでいい薬も出てきていますが、その一回を十分に吸い込んでいないと結局ウィルスを抑えきれないということも起こっているようです。
とにかく、もう少しの辛抱ですから、きを緩めずにインフルエンザへの対処をしていかないといけませんね。