今年の大きな出来事などを、自分のブログの中から拾い出してみると・・・
一昨年の東日本大震災の影響はそれなりに残っているものの、少しずつ前向きに回復し始めています。できるだけ、明るい話題に注目したいと思う一年だったのかもしれません。
そういう意味でも、トップはやはりロンドン・オリンピック関連の話題でしょう。4年に一度のスポーツの祭典というのは、建前部分もありますけど、おおかたのアスリートにとって大切な目標の一つであることは変わりありません。
医学的な話題では、京都の山中教授のiPS細胞の研究がノーベル賞受賞というニュースがだんとつです。医療の未来像を大きく変える可能性があるので、自分たちの次世代の医者にとっては最も今後も注目すべき話です。
対照的なのは、それと前後して出てきたiPS細胞を利用した治療を行ったという虚言癖の人物。こういうやからは取るに足りない存在ですが、医学全体の信用を、そして研究者の努力の成果をおとしめた行為は絶対に許されません。
医学そのものとは違いますが、天皇陛下の病気と手術というのも大きなニュースでした。大変失礼なことをいうと、平成になったとき「大正みたいに短いのかなぁ」と思ったものです。しかし、いろいろなご苦労があるかとは思いますが、病気も乗り越えて元気でいらっしゃることには頭が下がります。
社会的には、最後の最後での年末総選挙、そして民主党の壊滅的大敗は記憶にとどめるべきことかもしれません。あまりに国民不在の政治が続き、今回の選挙も国民にとっては夢を抱かせるものではなく、政権交代という大きな出来事が起こった割には何かしらけた感じがします。
芸能界では、アイドルタレントの大活躍がめだちました。実力よりも、容姿や話題性がもてはやされる風潮は・・・なんとなく危機感をおぼえます。偶像崇拝が悪いとはいいませんが、どんどん現実からの逃避が進むような感じ。
とりあえず、AKB48の活躍はものすごかったですけど、8月の前田敦子退団後はやや失速感は否定できないようです。退団(=卒業)ネタを出すようになったら、プロデューサーの頭の中にはそろそろ終わりが見えてきたかも。
個人的には、10年ぶりに新車が来たこと、これが一番。いまどきのエコなハイブリッドカーに変わり、燃費をいかによくするかという今まで気にしなかった運転の楽しみが増えました。ただ、遠出する閑も時間もないので、いまだにスカっと走るようなことが無いのが残念。
趣味の音楽は、クラシックについては昔のものについてはだいたい漁り尽くした感があり、新譜についてもそれほど聞きたくなる物がありませんでした。ジャズは、コルトレーンとビル・エバンスをあらためて聞き直すというのがマイ・ブームだった一年です。どっちにしても、過去の遺産ですから、新しいことではありません。
それより、今もはまっているのが、日本のテレビ・ドラマや映画。「踊る大捜査線」から始まり、まったく見ていなかったこの10年くらいの邦画に注目中。なかなかお父さんがテレビを独占することができないので、自然と離れていたところもあるんですが、パソコンも進化して鑑賞環境もずいぶんとよくなったと思います。
なんにしても、2011年の続きが2012年。そして来年も今年の続きですけど、どこかに区切りがあることは大事。一度振り返って、懐かしむだけでは駄目ですが、点検して次につながる目標を考えることは意味があります。あらためて、来年も良い年になればと思います。