12月早々に、ショッキングなニュース。中央高速道路の笹子トンネル内で、天井の崩落事故が起こりました。自分も、かみさんの実家が信州ですので、年に何回かは通る場所。人ごととは思えません。
たまたま、通りかかって事故に遭われた方にはお気の毒としか言いようがありませんが、心からご冥福をお祈りするしかありません。
このような事故に遭遇する確率は、おそらく天文学的に低いものだと思いますが、やはり人には運・不運というものがあるのでしょうか。
医者として理科系の道を歩んでいる立場としては、何かの結果というのはそれなりの過程かに生じる物であり、あまり「運」とか「気」とかのせいにはしたくはありません。
今週はじめに、すぐ近くで交通事故がありまして、亡くなられた方がいらっしゃいます。実は、その方は、もう何年か自分のクリニックに通院をされていて、とても気さくな方だったんです。
その日の帰った時間を確認すると、おそらくクリニックからの帰りに事故に遭われたようなのです。その日にクリニックに来なければ、あるいはもう少し長くクリニックにいたら・・・そして、もう少し早く救急病院に搬送されていれば・・・
なんともやるせない気持ちになり、人の運というものもどこかで感じてしまうわけです。