先週の総選挙において、民主党大敗についてはさんざんニュースでも報道され、いろいろな解説員やコメンテータの方々がさんざん結果の分析を行い一定の評価が出来上がったようです。
3年間の民主党の混乱に国民がNOを突きつけた結果、民主党は史上まれにみる議席の減少で惨敗。第三極といわれた集団には、国民は慎重な姿勢をくずさず、維新の会だけがある程度の議席を確保しました。
アンチ民主党は、自民党候補者に投票したものの、比例での自民党への投票は少なく、かならずしも自民党が信任されたとは言いがたい。今回の選挙は「政権交代」ではなく「政権崩壊」であるとか、野田首相の「自爆テロ」の失敗といった言葉がメディアで踊っています。
なんとも、しらけた話です。投票しないといけないから投票した、あの人になってもらいたくないからこっちに入れた。政治家に対して、これほど国民が失望していることを端的に表した選挙はなかったのではないでしょぅか。
選挙結果を受けて、野田総理は即日、代表辞任を発表しました。そして、本日、海江田万里氏を新代表に選出しました。なんにしても、自民党から流れてきた、「影の首相」とか「おぼっちゃま総理」とか、よけいな人たちをそぎ落としたわけですから、ここからが本当の勝負かもしれません。
自民党にとっても、黙っていて票が集まる時代ではないことは重々承知のことでしょぅから、ここからが本当の力の見せ所。この3年間に、どれだけの新しいところをためていたのかが試されます。
戦後政治が、今回の選挙でついにリセットされたと考えたい。ここから、新しい力がもう一度政治を国民に近いものにしてくれることを信じたい・・・大丈夫っすよネ。