厚労省からインフルエンザ流行入りの宣言が出されました。
医師会から流されてくる都筑区内の発生状況からも、9月頃から、ポツポツと患者さんが発生し、11月から多めになってきて、そして最近は急に増えている。
インフルエンザの恐怖に日本中が大騒ぎしたのは2009年のことで、大震災以前、すでに3年前のこと。
それより前から言われていた「パンデミック」というキーワードによって、かなりの警戒態勢がとられ、実際に発生した新型ウィルスの毒性も低くて、混乱の割には大きな被害になりませんでした。
日本人の「良いところ」の一つが、喉もと過ぎると忘れるところ。最近は、あまりインフルエンザについての話題は出てきません。
しかし、いろいろなところで手洗い・うがいの励行や、消毒液の設置が日常的に行われるようになって、感染予防に対する意識は変わったと思います。
新型騒ぎで、予防接種をする意識は高まったことも一因だと思うのですが、確かに新型以前に比べて患者発生数は少なくなったように感じています。
夜間の当直のバイトをしていて、この時期になると、以前は毎回何人かインフルエンザ患者さんに遭遇していたものですが、最近はあまりみかけません。
予防できる(もちろんパーフェクトではありませんが)なら、治療にかかる医療費や社会的な損失を最小限にとどめることができるわけですから、積極的に予防接種を受けて、寒くて乾燥が厳しい期間は十分に注意をしていきたいものだと思います。