今日のブログタイトルは、日本中で使われていると思いますが、やはりこれしかありません。
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、戦後最大の自然災害であり、また原子力発電所の事故を引き起こしたことで、それまでのんびり平和を享受していた日本人の心の中の何かを変えさせたのです。
自分は、せっせと毎日ブログを書いていておかげで、当時のことを克明に確認することができます。読み返してみると、直接的な被災地としては最も遠い場所であったにもかかわらず、自分の周りにもたくさんの影響がありました。
もちろん、一番は電力不足の影響ですが、キャンプ用のガソリンランタンを家の中でいつでも使えるように準備したりしていたんですが、自宅では停電することはなかったので、実際に使わずにすみました。
当時からすると、ずいぶんと電気を使うことに躊躇がなくなりましたが、それでもはずしたクリニックの蛍光灯は、今でも一部は戻していません。どうでもいいところを照らすことはせず、少しでも節電する意識は維持しているつもりです。
直接的な被災地では、まだまだ復興には遠いとよく言われますが、いろいろな問題はあっても少しずつ何かが動いてきたことは間違いない。100%元に戻るということはありえないのですから、「復興」ではなく未来に向けて「再興」することが重要なのだろうと思います。
日本人が、これらの経験を意味のあるものとしていかせるかどうかは、近い将来に発生するかもしれない大災害の時にはっきりするのかもしれません。