2016年3月16日水曜日

古い写真


去年古い写真を整理しました。ネガがしだいに劣化していくので、デジタル化して保存したかったからですが、すでにプリントされているけどネガが無い写真も多数出てきます。そういう写真はスキャンするか、直接撮影するかでデジタル化できます。

デジタルカメラで撮影したもの・・・我が家では、2000年以降は完全にフィルムを使わなくなりました・・・については、記録された撮影日時、あるいはファイルの作成日時の情報から、いつ撮影したかは簡単に特定できます。

ところが、古い写真になると、まじめに整理してメモ書きをしないと、簡単にはいつの撮影かよくわからないことはしばしば。

昭和40年代後半くらいからでしたか、写真に日付を写し込むことができるようになったので、だいぶ確認しやすくなりましたが、見栄えはよろしくないので、いつでも日付を入れていたわけではない。

それに日付の設定をまじめにしていないと、そもそもその日付が信用できるかどうかもわからない場合があったりするものです。

昔は親類がそろう機会はよくあったもので、そういう時に記念撮影などは恒例行事のように行われました。そうなると、たくさんの人数が写っているわけですが、ちゃんとメモして整理していないと、いつどこで撮影したのか、そもそもこれは誰だろうということになる。

この写真は自分の母方の親類。遠かったので、ほとんど行き来が無く、中央の二人が祖父母なんですが、会った記憶は小学生の時に一度だけ。ずいぶんと希薄な存在の孫だったのだろうと思います。

母の姉、つまり伯母さんが二人、そして従姉と従兄までは確定できますが、そのあたりでも数回しか会っていません。右後ろの男性陣は、まったく誰だか見当もつかない。

従姉の容姿から想像すると、撮影されたのはおそらく昭和40年頃。場所は祖父母の家だろうと思いますが定かではありません。誰かわかっている人は、もう皆亡くなっているので、古い物になればなるほど確認しようがない。

ですから、そもそもいろいろな写真の整理を始めたというのも、将来、自分のこどもたちが写真を整理したときに少しでも何の写真かわかるようにしておきたいということなんです。