2016年9月9日金曜日

テニスやってました


実はキャプテンでした。大学の時の、テニス部で。

えっー、嘘でしょう。

そう思うのはごもっともです。中年太りで、日頃からまったく運動らしい運動はしていないので、まさかのまさかです。

始めたのは、大学入学してから。それまでは、まったくラケットなんてものは触れたことも無い。

なんでテニスか・・・完全にミーハーに気持ちからです。浪人生活がおわった開放感で、さぁ大学生といえば楽しくテニスというイメージだったんですよね。

ところが、それは主として文系学生のサークル活動の話(違っていたら御免なさい)。自分の入ったテラス部というのは、サークルとはだいぶ雰囲気が違いました。

ほぼ体育会系ののりでした。何しろ入った大学は総合大学でしたから、体育学部もあるし、まじな体育会が存在していて、時々体育会硬式庭球部に混ざって練習するんですよ。

さすがに時間の関係で、医学部生が全部一緒にはできませんから、あくまでも精神面の強化のために、たまにご一緒させていただいたというところ。

医学部の建物の裏に。牛小屋の匂いがするクレー・コートが2面あって、主たる練習場はそこ。始発の電車で通学、授業までの1時間は朝練。放課後も夕方の日が暮れて、ボールが見えなくなるまで練習という毎日でした。

関東レベルで医学部のリーグがあって、団体戦と個人戦が春から秋にありました。そして夏休みは東日本の医学部が集まる体育大会。毎年。これらのために汗と土にまみれた青春を過ごしていたわけです。

・・・が、うちの大学はあまり強くはなく、リーグもいつも最下位への部落ちの危機にさらされる毎日。

そんな感じで4年のリーグが終わり、さて幹部交代というときに・・・主将になってしまいました。レギュラーでもないのに。たいして強くもないのに・・・

まぁ、人間性で選ばれた、と言うとかっこいいのですが、やはり実力がないとかなり辛いものがありますよ。まぁ、何とか1年こなして、5年生のときの幹部交代の後は、とにかく泣いて泣いて・・・

そんな実力が伴わない主将は、理論で武装するしかないので、技術書はいろいろ読みました。今では、テニスのスタイルは随分と変わりましたけど、基本中の基本は同じ。

整形外科医としては、テニスを始めとしたスポーツの障害も扱うわけですが、その時の知識はたぶん随分と役に立っていると思います。

あと、当時のテニスラケットも、布団叩きとして、いまだに役に立っています。