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2016年9月19日月曜日

海外旅行


昭和30-40年代の新婚旅行の定番は熱海、昭和50年代になるとハワイ。

今では、熱海くらいはちょっと日帰りでくらいのものですから、平成人には「マジすかぁっ!!」って、想像もできない話かもしれません。

海外旅行というのは高嶺の花で、そう易々とは行けるものではありませんでした。そもそも、飛行機なるものも、簡単には搭乗できるものではなく、新幹線ひかり号に乗っただけで大威張りできたものです。

自分の場合、飛行機でデヴューは20歳ごろでしたし、初めて海外に出かけることができたのは医者になって2年目の夏でしたか、先輩の夏休みに便乗してのハワイでした。

その後も、新婚旅行で2度目のハワイ、家族全員で3度目のハワイ、外国の学会参加で北欧、パリ、ソルトレイクにそれぞれ一度というのがすべて。

そのすべてが、大学病院勤務の時で、日本の地にしっかりと根を下ろして、すでに16年がたとうとしています。

国際学会に行くというのは、仕事の肩代わりをしてもらえる人がたくさんいる大学病院勤務医の特権みたいなものでしたが、あくまでも勉強のために行くわけで物見遊山が目的ではない・・・とは言っても、せっかくの機会ですから、プラス数日の遊び日程は多めに見てもらえました。

ですから、北欧の時はフィンランドでの学会の後に、スウェーデン、ノルウェイと回ることができました。ノルウェイのフィヨルドの写真なんかを撮る余裕がありました。

でも、パリは本当に学会のみ。当時、入院ベッドの調整係をしていたので、1週間以上空けることができませんでした。一緒に学会に出かけた連中が、スイスに行くというのに一人で帰国です。

ソルトレイクも、ロスから飛行機乗り換えで、言ってみれば山奥みたいなもので、どこに行くでもなく、観光らしきことは市内を半日まわったくらい。

あー、外国行ってみたいというのはたくさんありますが、今では時間的に無理で、こういう話はボヤキで終始するというのは、書き始めた最初からわかっていたことではありますが・・・