ザリガニです。
一応、「カニ」を含む名前ですが、基本的には「エビ」の仲間・・・ということになるんでしょうけど、このあたりは、いろいろと中間的な要素があるらしく、生物学的には面倒なところ。
まぁ、我々一般人にはどっちでもいいところですが、少なくともザリガニは淡水の池や沼に広く棲息し比較的身近な生き物です。ヨーロッパでは、食材として利用されるということですが、日本ではあまり一般的ではありません。
小学生の時、明治神宮の中の広場は絶好の遊び場の一つでした。奥に池があるので、ここはザリガニ釣りの穴場。
今も昔も、ザリガニ釣りの餌はスルメということになっています。竿から垂らした糸の先に結んで、挟んだところを釣り上げます。ところが、神宮ですから、生き物を捕まえたりしてはいけないことになっている。
竿とバケツを持って表から入ろうものなら、すぐに警備員に見つかって怒られることになる。そこで、こどもなりに考えた。
まずは囮が道具をあからさまに持って突撃し、わざと警備員に見つかります。警備員が「ダメだ!!」と言いながら追いかけて行った隙に、本隊がすり抜けていくわけです。
もう、これは、ザリガニを捕獲することよりも、いかに中に侵入するかのゲームを楽しんでいるようなものなんですね。