これは車屋さんの店先じゃない。
うちのクリニックのあるビルの地下駐車場の出入り口の光景です。ほぼ通年で、外れたホイールカバーが何枚かおかれています。
なんでかって言うと、機械式立体駐車場であることと狭いことで、駐車する際にタイヤをレーンの角にこすりやすいから。
ご利用の際には、十分に注意してください。
昔の車のタイヤはほぼ「テッチン」と呼ばれた鉄製のホイールについていて、必ずこういったホイールカバーが付いていました。ところが、今ではほぼ全てと言ってもいいくらいホイールはかっこいいデザインのアルミ製で、カバーはつけなくなりました。
この駐車場を利用する車にテッチンが多いわけではありません。
見た目だけではなく、燃費優先で車体重量を軽くするため、鉄製よりアルミ製のホイールが一般的になっていますが、一部の車には、アルミホイールなのにカバーが付いているということがある。
これは、やはり燃費の関係。つまり走行時のタイヤの空気抵抗を減らす目的です。
外れてしまって、黒いテッチンが露出すればすぐにわかりますが、カバーが外れてももともとがアルミだと意外と気が付かないこともあります。
そんなわけで、いつもここに引き取り手の無いカバーが積まれているということかと。