2026年6月2日火曜日
山田神社 @ 都筑区南山田町
初詣はここに行くという方がけっこういるんじゃないかと思いますが、サレジオ学院の近くにあって、中原街道からの長い参道を持つしっかりした神社です。
敷地内に「皇太子殿下御成婚記念碑」というのがあって、平成5年のものなので、今の天皇陛下の結婚の際に建てられたもので、ここに神社の由緒が刻まれています。
山田の地は太古の昔から豊かな土地だったらしく、ずいぶんと栄えたらしい。貞観2年(860年)にはすでに諏訪神社があったと記されています。
そこから時代はいっきに進んで、明治43年11月、村社神明神社、無格社諏訪神社、同八幡神社2社、同熱田神社、同稲荷神社七社、同菅神社、同熊野神社、同子聖神社を妙見社へ合祀すると同時に山田神社と改称したとなっています。
従って、それぞれの神社の御祭神がまとめて祀られているため、その数は全部で9柱と多くなっています。神明社代表は大日孁貴尊(おおひるめむちのみこと、天照大神の別名)、諏訪神社代表は建御名方神(たけみなかたのかみ)、八幡神社代表は応神天皇(八幡神)、稲荷代表は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)、熊野神社代表は伊弉冊尊(いざなみのみこと)、子聖神社代表は大己貴尊(おおなむちのみこと)です。
あと日本武尊(やまとたけるのみこと)と菅丞相霊(かんしょうじょうのれい、菅原道真のこと)が残ったのですが、熱田神社は天照大神以外に日本武尊も祀っています。菅神社は名前からして菅原道真関連のように思います。
そして、それらの神が集められた妙見社というのは北極星・北斗七星を神格化した天地開闢の最も真っ先に登場する天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を御祭神としているので、全部で9柱の勢ぞろいということになります。
神奈川県神社本庁HPには天之御中主神のかわりに高皇産霊神(たかみむすびのかみ)が入っていますが、高皇産霊神は天之御中主神の次に登場するので間違いではないかと思います。
写真を見て、あれ? と思った方いますか。本殿の左側にあるもの・・・鐘楼です。一般的に鐘は寺で見かけるものなので、神社にあるのは違和感を感じますよね。
平安時代に仏教の勢いが増してくると、しだいに古来から土着の信仰であった神道との境界がが曖昧になり「神仏習合」と言われるようになります。その結果、神社に鐘楼があったり、寺に鳥居ができたりしたのです。
ところが、明治維新により「神仏分離」が行われ、今では基本的には別のものと考えられるようになりました。ですから、その名残りとして鐘楼が残されたということで、神社が古い歴史を持っていることを示すものと考えられます。
