2026年6月26日金曜日
茅ケ崎杉山神社 @ 都筑区茅ヶ崎中央
センター南の都筑中央公園の東端の敷地に鎮座する、というよりは神社の周辺の丘と森を公園にしたという方が正しいのかもしれません。
自分もクリニックの最寄りの神社として何度か参拝に訪れている場所です。区役所通りからは、急な階段を上っていくことになりますが、公園側には緩やかな坂道があります。
とにかく杉山神社については不明なことが多すぎて、ここの御祭神についても混乱があります。
神社本庁のホームページだと天照大神(あまてらすおおみかみ)だけが御祭神として紹介されています。
でも、神社にある案内によると、主祭神は五十猛命(いそたけるのみこと)であり、神明社の天照皇大神(あまてらすおおみかみ)、天王社の素戔嗚命(すさのうのみこと)、稲荷社の稲倉魂命(いなくらみたまのみこと)を合祀しているとされています。
杉山神社が初めて歴史に登場するのは、平安時代の「続日本書紀」で「武蔵国都築郡の枌山神社」の記載があります。そして、10世紀はじめに作られた全国の神社リスト、「延喜式」に現横浜市内としては唯一記載されたのが「武蔵国都筑郡 杉山神社」で、いわゆる式内社として有力な神社であったことは間違いありません。
しかし、式内社となったのが数多くある杉山神社の中のどれなのかは確定した資料がありません。また各杉山神社で御祭神も一定していないのですが、基本的な御祭神はいずれも五十猛命か日本武尊((やまとたけるのみこと)であり、それ以外は後に合祀されたものと考えられます。
現存する44社の杉山神社のうち、横浜市内では港北区に5社、都筑区に6社、緑区に6社、青葉区に4社あり、旧都筑郡だけで半数近くをしめています。
横浜市の海側にあと14社が散在し、あとは川崎市に3社、町田市・稲城市で6社です。多摩川を超えて東京側にはありません。そのため、鶴見川を中心に海側から山側へ開拓が進んだ中で増えていったと考えられています。
文化文政期に編纂された新編武蔵風土記稿には73社の杉山神社が記載されていて、その中で茅ケ崎村のものが式内社として記載されたものではないかと推測されていますが、中川、新吉田、末長が本社だという説もあり確定はしていません。
不思議なことが多い神社ですが、横浜市北部を生活圏にしていると必ず目にするので、ちょっとでも気にしておいて悪いことはありません。
都筑区内ではもう一つ大熊町にあるんですが、まだ行けていないので、Google Mapのストリート・ビューでチラ見せしておきます。

