夏季臨時休診

夏季臨時休診のお知らせ 8月14日(金)~8月19日(水)臨時休診します。

2009年5月31日日曜日

日本ダービー

なんか今日は日本ダービーというのがあったそうで。まるで他人事のような言い方ですが、実際まったくの他人事、今まで馬券というものは買ったことがないのです。

ゲームなんかでは競走馬の育成ゲームがけっこう人気だったりするということですが、とにかく競馬というものに関連したもので特に興味を持ったことがない。以前、日曜日の午後はテレビで競馬しかやっていないので見るものがありませんでした。

う~ん、いいのか悪いのか。後輩の医者で競馬キチガイがいましたけど、はぁ~、なんでそんなことまで知っているのという感じでした。そんなことより、明日の手術の予習してこいよ、というところ。

昔は完全にオッサンの趣味で、ちびた鉛筆をなめなめしながら、競馬新聞を必死に研究しているみたいな感じでした。

笑い話で、こどもがお父さんに日曜日に動物園に連れて行ってもらったけど、馬しかいない動物園だったなんて話がありました。

最近はテレビでタレントを使って、せっせと宣伝して若者や女性のファンを拡大し、随分雰囲気も変わったんでしょうね。

結局、自分の場合は賭け事が嫌いというか苦手なので、興味がもともと湧かなかったということでしょうか。まぁどの馬が勝っても負けても、自分の人生にはほとんど影響はないわけで、たぶんこれからも関係ないんでしょうね。

Consortium Classicum / Beethoven Chamber Music for Wind

Harmoniemusikというと、いかにもドイツ語。となると、ハルモニエムジークと発音するのが正しいのかな。ハーモニーとミュージックの合成ですから、直訳すれば調性音楽ということになるんでしょうけど、実際は主として木管楽器(wind instruments)を用いた18世紀に流行した室内楽のことを指すわけです。

最近になって、この手の音楽の存在を知って、けっこう嫌いじゃないことに気がついたわけです。

今まであまり注意を払うことが無かったので、かなりマイナーな音楽かと思ったら違いました。ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンらの古典派の大作曲家の作品の中には馬鹿にならない量のHarmoniemusikがあるのです。

彼らはオリジナルの作品も作りましたが、自分のオペラ作品などを専用に編曲したりもして、貴族が自分の城の中で手軽に楽しむ一助としていたんでしょうね。

さて、そこでベートーヴェンです。クラリネット、フルート、オーボエ、ファゴット、イングリッシュホルンなどの比較的独奏の機会の少ない木管楽器がいろいろな形で楽しめる曲が揃っています。さすがに金太郎飴のモーツァルトとは違います。一つ一つの作品の語り口がいろいろで、こんな組み合わせもあるんだと拍手をしたくなります。

コンソルティウム・クラシクムはHarmoniemusikを語るには欠かせないアンサンブルの一つ。HMVで検索してみると、大量のディスクが出てきます。クラリネット奏者のディーター・クレッカーがリーダーで十数人のメンバーが、レパートリーに応じて参加する、いわゆる「ユニット」という形を取っているようです。

演奏している方には悪いかもしれませんが、けっこう肩肘張らずにのんびりと聞けるのがいい。休日の午後には、ちょっとおしゃれにティータイムのBGMとしても是非どうぞ。

2009年5月30日土曜日

二度と近づきたくない店リスト

昨夜は、同じ都筑区で開業している先生と食事会。たまプラーザにある過去に数回言ったことがある焼き鳥のお店で、けっこうお気に入りだったりですが、かなりがっかりしました。

と、言うのは、お店の雰囲気が随分と変わってしまったように思えたのです。焼き鳥屋さんとしては、けっこう洒落た店で、一本一本の串もゆっくり丁寧に焼き上げる。比較的大人のお客が多く、みんな静かに楽しんでいました・・・それは過去のこと。

とにかく、入ってびっくりしたのは満員はいいとして、とにかく賑やかなのです。こんなに騒々しい店だったっけ。

予約していた席に座って間もなく、明らかに学生とおぼしき一団がすぐとなりにやってきた。いかにも今時の若者で、とにかくよく騒ぐ。向こうのカウンター席ではアルコール中毒になったのか、客がへたり込んでいる。

隣の一団と店長らしき人、バイト店員は顔なじみのようで、そういうお店の人がしょっちゅうただの料理や酒を持ってきて差し入れては、一緒になって大声で騒いでいくという始末です。なんか違うように思いますよ。

まるで、そこらの居酒屋チェーン店のような喧噪で、ほとんどこっちの話もよく聞こえない。1mと離れていないのにですよ。

お店の質が変わったと言えばそれまでですが、以前のイメージでやってくる客にとっては大変残念なことで、たぶん二度と近づきたくない店リスト入りしてしまいました。場所をチョイスしたのは自分なので、ご一緒していただいた先生には申し訳ないことをしました。

この手の店はいろいろ増えてきているので、一つ消えてもあまり困ることもありません。

2009年5月29日金曜日

厚生労働省分割化

おやおや、麻生さん。「別に、こだわっている訳じゃないから、まぁいいや」とか言って引っ込めてしまいました、厚生労働省の分割化案。

まぁ、分割民営化までいかなくてよかったけど。

それにしても、この一週間くらいの間の騒ぎは何だったんでしょうかね。そもそも20日のことでしたか、急に麻生さんが「読売新聞の渡辺さんが言い出した」として始まったわけです。

例によって、思いつきの発言なんでしょうが、急に分割化案をいろいろ出せとか閣僚に指示したりしてにわかに本格化。

でも、なんだかまとまった話にもなりそうもないくらいのところで、そもそも何で今分割化するのかという議論がまったく見えてこない。

確かに厚生省と労働省が合体して、ただでさえ多岐にわたっていた業務が肥大化したことは間違いありません。しかし、なぜ合併したのかという部分で、無駄を省くとか関係業務の連携の効率化などが期待されたわけで、そのあたりの成果についてはどうだったのでしょうか。

省庁再編成の是非については何も議論がされていないように思います。実際、厚労省の分割化については賛成する意見が多いようですから、その辺の議論を国民に伝えることができれば、必ずしも悪い話ではないのかもしれません。

国民生活にかなり密接な仕事が多いだけに、麻生さんの思いつきで出したり引っ込めたりしないで、きちんと考えて貰いたいものです。

2009年5月28日木曜日

過去の人

今日は、久しぶりに大学で手術。東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター・・・って、長い名前でしょう。電話の応対とか大変だと思います。

それはさておき、センターは外来だけの「クリニック」形式なので、病棟が無い。これがいろいろ面倒なのですが、神宮外苑の近くの青山病院というところを病棟として使用していて、手術もここでやっています。

青山という土地としてのブランドがある場所なので、とりあえず外見はホテル(実際、建物の上半分は会員制ホテル)みたいで、まさかここに病院があるときは誰も思わない。

けっこう久しぶりで、ずいぶんと変わっていてびっくりしました。

リウマチセンターが病棟として使っていたのは5階なんですが、今は全体でいろいろ使っているみたいで、今日の患者さんも別の病棟に入院していました。

それから、売店ができている。大学の病院なんだから売店くらいあって当たり前と思うかもしれませんが、もともと100床くらいのちいさい病院ですから、売店なんてありませんでした。

手術の時には昔からブラシで手を洗うというのがお決まりだったのですが、よほど汚れていなければ消毒液だけという方式になっていました。このあたりは、アメリカ仕込みのEBM(統計学的な根拠に基づく医学)から来ているわけでしょう。

それにしても、最近は外来の先生もだいぶ代わってしまいましたので、自分のところに手術の相談に患者さんをまわしてくることも少なくなってきました。ですから、大学で手術をするというのも、後何回あるかわかりません。

まぁ、当然開業医となって、手術してなんぼの勤務医でなくなったわけですから、当然です。このブログの最初にも、あとどのくらい手術ができるかなぁ、みたいなことを書きましたが、手術は知識よりも技術的な部分が多いので、日常的にやっていないと明らかに下手になる。

これはまちがいありません。少なくとも自分は手術が下手ではなかったと自負していますが、最近は明らかに手順が悪くなっていることを自覚します。まだ、それが表に出るようなエラーにはなっていませんが、術者としては過去の人になりつつあることは否めません。

開業医としての役割を考えれば、それは特に維持しなければならない部分ではないので、その時には潔く引退でかまわないと思っています。

今日は病院の変化に戸惑い、ちょっとそんなことを考えてしまいました。

2009年5月27日水曜日

目指せ! 全曲制覇

音楽の趣味というのは、自分で演奏するわけでなければ聴くだけです。昔はちょっとは楽器をたしなんだことはありますが、もう何年もまともに楽器をさわっていない。

ですから、最近の自分の音楽は聴くことに徹しているわけですが、自分の中にすべてを聴く意義のあるものというのがいくつかはある。ちょっと堅い表現で言うなら、制覇すべき音楽とでもいいましょうか。

聴取可能なすべての音源に耳を傾ける価値のある音楽というのは、そうあるもんじゃないでしょう。

例えば、洋楽系ならEric Claptonでしょうか。ぎりぎりBeatles世代なんですけど、たしかに最初に制覇したのはBeatlesでした。その結果はというと、まぁもういいかなという感じ。

基本的な部分で影響を受けていることは否定しませんが、表だって一生懸命聴く気はしない。たぶん、もう音楽として終わっている、あるいは完結しているからかもしれません。

その点Eric Claptonはいまだに進行形なのです。確かに、今でもLaylaで盛り上がっているかもしれませんが、年齢を重ねるに従って少しずつ音楽の幅は広がっているように思います。

Jazzなら当然、Miles Davisです。すでに故人となって18年、音楽は終結しているかもしれませんが、50年間にわたる音楽ですから、いくら聴いても自分の中では完結できません。

数年ごとに新しい発見があるのです。特にこの10年くらいは。いわゆる海賊版、Bootlegがどんどん出てきて、正規版と正規版の間をどんどん埋めてくれますので、いつになったら完結するものかまったくわかりません。

そしてクラシックです。これもまた奥が深い。とりあえず、すべてを聴くべき価値がある作曲家ということで言えば、ありふれているかもしれませんがベートーヴェンとモーツァルトでしょう。

確かにクラシック音楽の一般的な最初のスターはJ.S.バッハでしょうが、モーツァルトは音楽的に様々な様式を一般向けの音楽として確立したスーパースターです。ことさらクラシックを聴かない人でも、モーツァルトのメロディのいくつかは必ず知っているものです。

ベートーヴェンになると、大衆化した音楽を芸術の域に高めた人物として無視はできません。モーツァルトで音楽が終わっていたら、たぶん音楽はかけ捨てのものとして残らなかったのではないかと思ってしまいます。

ベートーヴェンの偉大さは、大衆に繰り返し聴く価値を認めさせたことにあります。たぶんそれが芸術というものなんでしょうね。創作活動の歴史をたどりながら、すべての曲を聴くべき大作曲家として認めざるをえません。

運命とか合唱とか、いまさらそんなのという気がしないでもありませんが、器楽曲、室内楽曲、声楽曲、宗教曲などすべてのジャンルを制覇して初めて「運命なんてさぁ・・・」と語れるように思います。

というわけで、閑なときにはHMVでいろいろなキーワードを入れて、まだ知らない世界を探索するのでした。

2009年5月26日火曜日

夢と目標

仕事とかでうまくいかなくて、心が落ち込んでしまうという話はよくあります。そういう時に、何とかはげます言葉として、なんとか目標を持って頑張ろうよ、なんてことを言うことがあります。

故人曰く、言うは易く行うは難しで、言われた本人は「そんなに簡単なら落ち込まないよ」と思ってしまうかもしれません。逆に、青春ドラマのように一気にがんばるかもしれません。

ここで、人生の目標と夢とをちゃんと区別しておかないといけません。夢と言うのは、憧れるものだと思うんですよね。必ずしも実現しなくてもいい。

でも、自分が生きていく上での一つの活力になるようなものでしょう。夢のまったくない人生はつまりません。自分の夢は何だろう。

いざ、考えるとたいした夢は持っていません。もっかのところは、医者をやめて飲み屋のおやじになることかなぁ。お品書きの無い、カウンターが10席くらいの小さな店。

ほとんどのお客さんは常連で、席に座ると、その日にできる肴を黙って出す。言葉は少ないけど、自然にいろいろな気持ちが伝わる空間というがいい。

もちろん、損得づくではできません、そんな店。まぁ、どう考えても実現しませんけどね。

じゃあ、目標は? というと、そんなものはあえてありません。ありません、というか家族がいてこどもがいれば、もう家族を守ることしかないでしょう。

こどもたちがしっかり勉強できる環境をなんとか作ることが、当然のように目標なわけです。そのために仕事をがんばるわけで、自分と家内だけだったら話は簡単です。

でも、当たり前のような話ですが、そんな目標があるから毎日一生懸命になれる。まぁ、若い頃の方がもっと楽しそうな目標があったかもしれませんけどね。

2009年5月25日月曜日

おたく

おたくという人種がいると言われ初めて20年くらいはたちましたでしょうか。

おたくと言う時は、たいていややさげすんだ気持ちが入っていることが多く、自分は違うよといつでもいいわけをしているみたいなところがあります。

自分はマニアだとか、通だというような表現は、所詮言葉を変えても、まぁ同じようなことかもしれませんよね。

まぁ、生きていくのに絶対必要でないようなことにやたらとのめりこんでいくのは、多かれ少なかれ誰にでもある本能の一部みたいなものです。

特にそれがアニメなどの、いわゆるサブカルチャーと言われている物にはまっている場合を、特におたくと言っていれば当たらずとも遠からずなんでしょうか。

おたくの人が弱い言葉というのがあるんだそうです。その一つは「オリジナル」というやつ。おたくはオリジナルに弱い。つまり、オリジナルが冠してあるものはたいてい数量限定だったりして、他人は持っていないことかあるので、自分だけという所有欲を満たすんでしょう。

同じような理由で「限定」という言葉もおたくの心臓を打ち抜きます。このあたりは最終的に他人に自慢して初めて意味をなすのですが、おたくの面白いところは、自分だけでこっそりと悦に入っている場合も珍しくない。

そして、もう一つおたくが無視できない言葉が「カスタマイズ」です。まさに自分だけの世界に入り込むための魔法の言葉です。

こんなことを書いていると、結局自分もそんな・・・の一人なのだと、妙に納得してしまうのでした。

2009年5月24日日曜日

Athena Ensemble / Elgar Complete Works for Wind Quintet

これまでにもクラシックと呼ばれるジャンルの音楽の話を書いていて、しばしば好みはピアノ独奏と弦楽合奏を中心とした室内楽としてきました。

オーケストラはどうも好きになれず、ジャズならむしろ大歓迎の管楽器がうるさいくらいで、合唱になるとどうにもついていけない。

そんなかなり偏見に満ちた音楽三昧を楽しんでいるわけですが、いゃぁ、まだまだ初心者だということを痛感しました。まだまだ、知らない世界があったことが最近わかり、ちょっとマイブームになっているのです。

それはハルモニームジークと呼ばれるものです。これは簡単に言うと木管楽器を中心とした小編成のアンサンブル。バイオリンやチェロなどの弦楽器は基本的には使われません。

大編成になると、今で言うブラスバンド、吹奏楽みたいなものですが、通常は五重奏程度のものが多く、室内楽の一つと言えます。フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットの編成が一般的で、ホルンだけは金管楽器です。

弦楽合奏ではバイオリン、ヴィオラ、チェロの組み合わせで基本的な音質は一緒ですが、ハルモニームジークでは、それぞれの音質が異なり、その独特の響きが楽しい。

実は、こういう音楽はかなり昔から好きだったと言うことを思い出しました。1977年のアメリカ映画でウォーレン・ビューティが主演した「天国から来たチャンビオン」というのがありまして、この音楽を担当したのが、当時クロスオーバーと呼ばれた音楽で売り出したデイブ・グルーシンでした。

この映画の音楽がまさに木管楽器を使ったほのぼのとしたもので、この映画の雰囲気にまさにぴったしだったのです。自分の好きな映画のベスト5くらいまでに入れてもいいくらいの評価なんですが、そこまで個人的な高評価の理由の一つがこの音楽でした。

さて、モーツァルトやベートーヴェンのような名だたる大作曲家の作品の中にも、この手のものが含まれています。また同時代のダンツィという、木管五重奏曲だけで名が残っている人もいます。このあたりの紹介はまた別の機会ということにします。

今回おすすめするのはエルガー。エルガー(1857-1934)は比較的新しい時代のイギリスの作曲家で、有名なのは威風堂々行進曲やエニグマ変奏曲、あるいはチェロ協奏曲といつたオーケストラ作品。かなりマニアックな感じがしますが、比較的若い頃に木管楽器編成の音楽をいくつも書いていて、このCDではそれらをほとんど網羅しています。

全体的に明るい曲調で、中にはけっこうユーモアも感じられる楽しい曲もあり、そのまま映画音楽に使っても違和感が無いと思います。グルーシンは映画音楽の仕事で、かなり影響を受けているのでないでしょうか。

いつものHMVで購入しましたが、比較的入荷に時間がかかりそうな表示になっていましたが、すぐに入ってきました。まったく聴いたことがないのに買うのも勇気がいりますが、このアルバムではちょっとずつの試聴が可能になっていています。こういうところは、自分のような通販命の客にとっては大変ありがたいところです。

2009年5月23日土曜日

トップニュース

本日の一番のニュースは、お隣の韓国の話。国民からの人気も大変高かったと言われている盧武鉉・前韓国大統領の自殺。

日本で言えば、コイ◯ミ氏とか◯ベ氏くらいの方が、突然自ら命を絶ったみたいなものでしょうから、韓国の方の驚愕は察するに余りある。

初めての戦後生まれの大統領、高卒で叩き上げの大統領、クリーンな大統領など、いろいろと現役の時には好感度の高い言われ方をしていました。北朝鮮問題についても、積極的な取り組みが評価されていたように思います。

日本に対しても友好的な感じがしていましたが、なんか最後の方ではかなり反発を持っていたようで、確かに当時の小泉首相の靖国問題などで、お互いにかなり意地を張っているような印象があります。

まあ、政治的な問題の詳しいことは自分にはわかりませんが、一国のトップに立った人が自殺するというのは相当のことがあるわけでしょう。

最近ニュースになっていた前大統領がらみの不正問題が、なんとなくうやむやになってしまうのでしょうが、韓国では大統領がやめる度に必ずと言っていいほどこの手の話が出てくるというのはどういうことなんでしょうかね。

日本にしても韓国にしても、政治の世界はよくわかりません。

2009年5月22日金曜日

関節リウマチと感染症

整形外科クリニックのくせに、なんでそんなに新型インフルエンザの話題をとりあげるのか、と思われている方がいるんじゃないかと。

まぁ、理由の一つには、医師会の理事の仕事をしている関係で、いろいろに混乱が直接耳に入ることが多いからというのがあります。

それより、自分にとっても重大関心事である理由は、うちのクリニックには関節リウマチの患者さんが多く通院されているから、ということなんです。

関節リウマチの治療は、整形外科というより内科的な側面が多いし、特に治療に使う薬は免疫力に直接影響するわけですから、感染症に対して無関心ではいられません。

最近リウマチ治療に使われる生物学的製剤と呼ばれる薬では、事前の結核感染のチェックが必須になっています。これは、使用により結核が再発したりして重大な副作用になる患者さんが少なくないことによります。使用前の胸部レントゲン検査とツベルクリン反応検査は必ず行い、必要であれば専門医への受診が必要です。

結核は過去の病気で、蒼い顔をした文学青年がサナトリウムにいたんだみたいに思っていたら大間違い。今でも、結核菌に感染している方は少なくないので、注意が必要。

結核菌自体はけっして強い菌ではないので、発症する方は多くありませんが、薬の影響などで免疫力が下がると病気が表に出る可能性が高まる。

同じようにカビも心配。普通にどこにでもありそうで、弱い菌なのでほとんど注意をはらわないようなものが活躍するかもしれないのてす。

通常のかぜは一過性の上気道の炎症ですが、重症化して肺炎などを起こせばやっかいです。このくらいなら大丈夫と考えないで、一般的な風邪薬なら併用できますから、早めに直すことが肝心。

インフルエンザも特別にかかりやすくなるわけではありませんが、罹患すれば重症化するかもしれません。通常の季節性インフルエンザの場合、予防接種が関節リウマチの病気そのものに悪影響を与えないことはわかっています。予防接種の有効性については多少議論がありますが、できればやっておいたほうがいいと考えられています。

新型インフルエンザについても、実際のところ季節性インフルエンザとほぼ同等と考えられていますので、うがいと手洗い、それと閉鎖的な空間でのマスクの着用(屋外でマスクしてもねぇ・・・)などに注意することが大事。かからないにこしたことはありませんが、どんなに注意してもそれなりに感染するでしょうから、あわてないことが一番です。

マリノス神社


新横浜というと、10年くらい前までは新幹線に乗れる以外、何の取り柄もないような街でした。

駅前には空き地ばかりでしたし、何でこんなところに新幹線が止まるのかなぁ、とか思っていました。

しかし、Jリーグが始まり、日産スタジアムが盛り上がりいつの間にか街としては大きな発展をしましたね。

昨日は、午後からは新横浜。介護職のヘルパーを目指す方に対する講習をしてきました。今回で3回目ですかね。3時間喋るというのは、本当にしんどいもんです。1時間くらいの講演は、まったく苦になりませんが、3時間はつらい。
だんだん酸欠になっていく自分がわかるようです。

ところで、市営地下鉄の駅の構内にはこんなのがありますね。前から気になっていたんですが、何を奉ってあるんだかわかりませんが、というわけで、横浜マリノス様々なんでしょうね。

新横浜としては感謝の気持ちの表れというところなんでしょう。
俊介が戻ってくるかもしれないので、そしたらますます人の出入りが増しそうです。

とりあえず、OKってことで・・・

2009年5月21日木曜日

鶏ささみポン酢おろし和え

だってヘルシ~。でもおいしぃ~。というわけで、簡単で健康的なメニューの紹介。

鶏ささみ肉を少し塩を入れて煮ます。そしたら適当にばらばらにします。

あとはたっぷりの大根おろしとポン酢で和えるだけ。

簡単すぎて、説明が長くできません。

ただし、おろしポン酢は使わないこと。大根おろしはたっぷり入れるところが味噌。そのくらいの手間は惜しんではいけません。

うしろは豆腐サラダ。白髪ネギをのせて中華ドレッシングをたっぷりかけました。

こどもにはちょっと物足りないかもしれませんが、ささみは十分おかずにもなりますから、文句は言わせない。どや!!

2009年5月20日水曜日

新型インフルエンザ 混乱続く

しつこいようですが、インフルエンザの話題。

どうも、毎日いろいろなところから対応についてのファックスやメールが来るわけですが、毎回微妙に違っていて、いったいどうしたらいいのかわからない。その混乱ぶりといったら、すごいもんです。

話を整理すると、厚労省の対応は基本的に強毒性の鳥インフルエンザ由来の新型インフルエンザを想定しているわけですが、これについてはもともと最終的なマニュアルが整理されていなかったということです。

基本的な流れは、発熱した方は各保健所などの開設した発熱相談センターに連絡し、そこから専用に設置され公立病院などの発熱外来で治療をすることになっており、通常の病院や診療所ではかえって感染を拡大するおそれがあるため患者の受け入れをしないことが原則となっています。

ところが、実際に今流行しだしているのは弱毒性の豚インフルエンザ由来で、通常の季節性のインフルエンザと同様の対応でも十分ではないかと考えられ始めています。

実際、すべての発熱患者がインフルエンザと考えているわけはないので、一般診療所や病院に患者さんが受診している可能性はかなりある。

ですから、高い熱と呼吸器症状を呈した方が医療機関に受診したとすると、各医療機関ではインフルエンザの簡易検査を行いA型陽性の場合は、発熱外来へ送るように指示されています。

ところが発熱して24時間以内の簡易検査での検出率は30%程度といわれているので、ここでひっかからずにチェックされない患者さんは大勢いるはずです。

また、簡易検査キットは内科・小児科ではある程度在庫があるでしょうが、手に入れようと思っても、現在まったく手に入らない状態になっていますので、内科でもすぐに底をついてしまうでしょう。当然うちのような整形外科クリニックではまったく用意はありません。

簡易検査キットがない状態では、最初から患者さんを発熱外来に送るしかありません。ところが、発熱外来に送ると言っても、病院の発熱外来は防護服を着用しての診察なので、とても多くの患者さんをさばくことはできません。

さらに、診察したのが新型インフルエンザの患者さんだっとしたら、医療機関の医師やスタッフは濃厚接触者ということになります。じゃあ、予防的にタミフルを服用するかといっても、これも市場にはまったく無い状態で手に入りません。それなら、一定期間休診するしかないのでしょうか。

そんなわけで、発熱外来からあふれた患者さんが、簡易検査キットもタミフルも無い診療所にもどってくるのでしょうか。医者はすでに濃厚接触者になっているんですよ。もう、どうどうめぐりです。

公立病院の発熱外来だけでは、もともとどうにもできないことはわかっていたことなんですから、現状では一般の病院やクリニックでの通常の対応で大丈夫と考えられそうですから、感染の拡大に主眼を置いた方策よりも、実際の患者の診断・治療が確実に行えるように、現実的な選択をすべきでしょう。

そういう意味で、厚労省が体制の見直しを始めたことは、妥当なところです。しかし、そのためには簡易検査キットやタミフルといった最低限のものが手に入らないことにはどうしようもありません。早くに一般のクリニックが安心して診療できるように簡易検査キットやタミフルを市場に戻した方がいいではないでしょうか。

まだまだ、混乱はつづきそうですが、せめてマスクだけでも確保させてくださいよ、というのが切実な声ですよね。