2022年2月20日日曜日

パスタの話 2 ブランドを知りたい

こだわりだすと、どんな物でも奥が深い。パスタも細かいものを含めると600種類くらいあると言われていますから、おそらくイタリアンの料理人でも全部を使いこなせるもんじゃないと思います。

本場イタリアのパスタといえば、日本のスーパーでも見かけることがあるバリラ(Barilla)が一番シェアを取っているらしい。二番手はこれも日本で手に入りやすくなったディ・チェコ(De cecco)で、バリラがほとんどがテフロンダイスなのに対してディ・チェコはブロンズタイスが中心のため、プロにチョイスされやすいようです。

実際のところ、素人的にはその違いを完全に見分けることは難しいのですが、ソースの絡み具合という点は確かに違うなと思います。また、高価なパスタは手作業・自然乾燥によるデュラム小麦のセモリナ(粗挽き)と水だけで作られ、もちもちとした歯ごたえが強くなり、よりおいしく感じられるそうです。

というわけで、ふだん500gで300円程度のパスタしか買わない自分としても、一度は高級パスタを味わってみたいと・・・


最初に紹介するのは、イタリアのプロンズダイスのメーカーでナポリのヴォイエロ(Voiello)です。このメーカーは「Pasta of Pasta」という称号で呼ばれ、あまりに美味しくて手に入りにくかったために「幻のパスタ」と言われていたらしい。

プロンズダイスらしく、確かに表面はざらざらしています。絡み付きやすいので、トマト・ソースあるいはクリーム・ソースとの相性が抜群といわれています。Amazonでの購入価格は500gで約400円でしたので、それほど高くないので使いやすいかもしれません。


さて次は、南イタリアのモリーゼにあるラ・モリサーナ(La Molisana))です。普通のスパゲッティは当然定評があるのですが、断面が四角形をしているキッタラを探していて見つけたもの。キッタラは楽器のギターのことで、ギターの弦のように並んだ鋼線によって切るために特徴的な形状になっているそうです。

ラ・モリサーナのキッタラは、キッタラとしては一押しにあげられることもあるくらい評判が良いらしい。煮込みパスタなどに向いているそうですが、このもちもち感は異次元の感触で癖になりそうですが、Amazonで500gが1000円と高めです。


もう一つ紹介するのは、たぶん最高級であろうと思われ、なかなか入手困難なセタロ(Setaro)です。ナポリの近郊、ベスビオ火山の麓に位置する小さな村、トッレ・アヌンツィアータにある会社で、工業化・自動化によってイタリア全土に散ったパスタ会社の中で唯一残ったのがセタロ。ほぼすべてが手作業で、計量やパッケージングまで職人が一つ一つ行っています。

もちろん製造はブロンズダイスで、切り口が微妙に曲がっているところが、いかにもハンドメイドという感じで、「奇跡のパスタ」という呼ばれ方をしています。確かに小麦の香りもよくしますし、もちもちした感じと噛み応えのある食感は只者ではありません。値段もさすがで、500gで1500円。続けて購入するのは、さすがにためらいます。