2022年2月17日木曜日

MJ倶楽部のパエリア


前にも書いたんですが、パエリアをこだわって作り出したきっかけは、日本テレビで放送されていた「嵐にしやがれ」を見てから。嵐の松本潤が、いろいろとこだわった遊びを仲間とする「MJ倶楽部」というコーナーで、宮川大輔とパエリア作りをしたというわけです。

ネットで探したら、この時のレシピを丁寧に紹介しているブログが見つかって、それを真似て作ったところ、今までのとはまったく違う美味しさにたどり着いた。

放送されたのは2019年11月のことで、実際に番組内ではどうだったのか覚えていません。いろいろやっているうちに、もう一度確かめたくなったのですが、うちのテレビの録画はとっくに消えている。

ネットを探してもこの時の動画は出てこない。さすが、著作権にうるさいジャニーズ事務所ですから、そんな動画を放置するはずもない。そこで、ふと思い出しのが、うちのクリニックの嵐大好きスタッフのこと。

2019年11月の「嵐にしやがれ」なんて録画保存してないよね? と聞いたら、あっさり「ありますよ」とのこと。さすがです。嵐関連の番組はブルーレイに落としてほぼ録画が残っているらしい。というわけで、早速貸してもらって見ることができました。

さてさて、何と見直して驚いたのは、この番組だけ見ただけじゃパエリアは作れないということ。パエリアを指導したのは高円寺にあるスペイン料理の店、ANOCADOのシェフ、結城優さんという方。国際パエリアコンクールで優勝したことがあるその道の凄い人。

わかったことは、ボンバ米を使うこと、最初に玉ねぎ、エビ、アサリ、インゲン、パプリカをオリーブ・オイルで炒めてから、みじん切りのニンニクとパプリカ・パウダー、トマト・ペーストを入れる。

エビとアサリを取り出して、かわりにイカ、アンコウを炒めます。そこに入れるのが、あらかじめ結城さんが用意していた鯛、トマト、サフラン、パプリカなどで作った特製スープ。沸騰したら塩で味を整えて、米をバラバラと入れてエビとアサリを戻し炊けるのを20分間待つというもの。

そんなわけで、あくまでも料理番組ではなくバラエティですから、これはこれでOKということ。実際に作るとなると、ちょっと物足りないのはしょうがない。なので、あらためてレシピを整理してみます。

パエリアパン(またはフライパン)にオリーブーオイルをひく。にんにくは最初に入れて加熱し、焦がさないように炒めると香りがしっかり出ます。有頭エビを入れて炒めます。特に大事なのは、一番肝の出汁が出るのでエビの頭を潰すこと。続いてイカ、貝類をいれて火が通ったら、いったん外に出します。

玉ねぎのみじん切りを炒め、水を米1合に対して600ml入れます。魚介からもスープが出ているので、量は加減します。サフランを入れ、塩で味を整えます。煮詰まるので、塩気は薄いと思うくらいがいい。

米は洗わないでスープにバラバラと入れます。上に魚介を戻し、野菜も入れたかったら上に並べていきます。できれば、野菜は軽めに火を通しておいた方がいいかもしれません。中火で20分ほど煮詰め、米が固かったら多少水を追加してください。米がOKなら、最後に強火にして数分で、焦げた匂いがしたら完成。基本的には魚介からでる極上のスープと少しの塩、そしてサフランの香り以外は使わない。

どうです? 作ってみたくなったでしょう?