年末年始診療 12月29日~1月5日は休診します
年内は12月28日(土)まで、年始は1月6日(月)から通常診療を行います
2022年2月21日月曜日
北京冬季オリンピック2022 閉幕
終わりましたねぇ・・・オリンピック。
エキシビジョンが終わって、大声でたぶん「ありがとうございました」と叫んだ羽生弓弦が印象的でした。
やっと普通のテレビ番組が見れると喜んでいる人もいるかもしれませんが、まぁここんとこはいろいろな憂さを忘れ、頑張ったアスリートの皆さんに拍手を送りたいというものです。
ただし・・・
コロナ渦の中で、昨年の東京と立て続けに開催された感のあるオリンピックでしたが、そんなことよりも釈然としない判定の数々、そして何と言っても女子ファギアスケートのドーピング問題ばかりが表立った大会でした。
高梨沙良選手のスーツ規定違反による失格は、同じ日本人として衝撃的でしたが、再び選手が立ち上がれるようにもっと明快なシステムになることを願うばかりです。
ドーピングの問題は・・・難しい。選手も人間ですから、いろいろな医療を受けることはある。意図せずして競技力に影響する薬剤を使用してしまう可能性はいくらでもありますし、すべてが悪意を持っている行為と決めることは大変困難です。
しかし、一部の国の異常な行為が続く限り、アスリートたちへの制約が増大する一方であることは、スポーツ全体の進歩にも大きなマイナス要素となる可能性は否定できません。
特に今回は、衆目を集めたのが金メダルの有力候補であり、しかも15歳という年齢が問題を複雑にしてしまいました。世界中の避難を浴びる中、最後の演技は本当に見ていられないほどズタズタになっていましたが、それでも途中で辞めずに最後までリンクにいたことはすごいことだと思います。
アスリートにとっては、オリンピックが一つの大きな目標であることは間違いないのですが、商業化の一途をたどるオリンピックが、回を重ねるたびにアスリートたちだけでなく、我々一般人の意識とはかけ離れた所に向かっていることを今回も感じてしまいました。