2009年10月4日日曜日

未来を担う者

正直に言って、自分の年になって見ると人生の半ばは確実に過ぎているわけで、今から大きな軌道修正というのはなかなか難しい。

だからと言って、もちろんネガティブな思考に走ればどんどん小さくなってしまうだけですから、少しでも前向き思考で現在自分のできることを頑張り続けることしかありません。

しかし、若い人には未だに何かを達成していない分、自由で大きな未来が広がっているわけです。うちにもこどもがいて、彼らにはいろいろな可能性があります。長女は今年成人するので、もう親の用意したレールから離れて、自分の未来をしっかり考えてもらいたいと思います。

2016年の東京オリンピックの夢は水泡と帰しましたが、そこでも書いたように若い人がいろいろな希望を持てる未来というものがあることが大切です。

もちろん、理想的には自ら切り開いていくことが望ましいとは思います。しかし、オリンピックのような国家規模の大きなイベントは、応援する多くの人の力が必要でしょう。

それにしても、日本の招致活動の最後を締めくくったIOC総会プレゼンテーションでのサプライズには、本当に驚きました。

体操をやっている15歳の少女が突然出てきて、雰囲気に臆することなく堂々と英語でのスピーチを行ったわけです。

何で驚いたかというと、実は、この少女とは縁があって何度か会っているのです。まさかこんな場で顔を見るとは思ってもみませんでした。

今回のオリンピックは逃しましたが、彼女のような若者がいるなら、まだまだチャンスはありますね。スポーツに限らず、日本の未来はまだまだ大丈夫と感じさせてくれたことが、何となく嬉しいと思うわけでした。