2009年10月20日火曜日

昭和の名曲

今夜の「とくばん」のスペシャルは、昭和の名曲・平成の名曲と題して、とにかく楽しみました。昭和の名曲として出てくる曲のほとんどが、歌えてしまうのでした。

自分は昭和30年代は小学校前でしたから、ふつうならあまり歌謡曲などしらないはず。ところが、亡くなった父が歌謡曲が好きで、当時8トラックといわれていた4曲入りのテープが家にいろいろありました。

黛ジュン・小川知子・伊東ゆかりという当時のアイドルが、よく家ではかかっていたんです。おかげで、随分音楽好きの基礎が身についたのかもしれません。

昭和40年代半ばからは中学生。この頃からは自分の意思で好きなものを聴くようになって、クラシックとかロックとかを聴くようになりました。

でも、天知真理とか浅田美代子のアルバムも買った覚えがあります。さらに小林幸子の「思い出酒」のアルバムとか、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」のアルバムなんかも買って、行きつけのレコード屋さんの店員さんにびっくりされたこともあります。

高校生になるとロックからジャズにはまりだして、しばらく日本語の唄からは遠のきました。

大学に入って、医師国家試験が近づいた昭和50年代後半から、医者になって世間を見渡す余裕のない平成はじめまでは、どんなヒット曲があったのかすっぽり抜けてしまいました。尾崎豊が死んだって、「誰それ」という状態でした。

平成の歌は、聴いたことがあっても自然と歌える歌はほとんどありません。大人になったからということだけではなく、興味の対象が他にもいろいろあったからなのかもしれません。

でも、人の心に染みいっていく歌が減ったということもあるんではないでしょうか。使い捨ての歌が増えて、本当に未来に残っていける曲は本当に少なくなったのかなぁと思います。