昨夜は医師会の理事会。クリニックの診療が終わって、夜の7時半から始まって、終わったのは10時過ぎ。
正直言って疲れます。もうちょっと、てきぱきやれば9時半には終われるのに・・・
とは言え、てきぱきできない最大の理由は言わずと知れた新型インフルエンザのワクチンの問題です。おぽろげに見えてきましたが、まだまだ不透明なことが多くて、確実な情報が少ないのですから、この話題に関連した話になると遅々として進まなくなってしまいます。
また、ここに来て2回接種としてきたものが、1回にするというような変更もあり、相変わらず現場は混乱し続けているわけです。
まぁ、それはともかく、自分としては与えられた仕事を粛々とこなしていくしかないわけです。
最近やっていることは、来年の2月に行う市民向け危機管理講演会の企画。区役所との共同開催ですので、区役所の関係の方と話し合いをしながら進めていますが、なかなか講演者が決まらない。
今回は新型インフルエンザ関連の話を考えています。ずばり、タイトルは「かかった方も、かかっていない方も・・・新型インフルエンザの真実と嘘(仮題)」というのを考えています。いろいろな情報が錯綜しているので、しっかりと整理して本当に大事なことを伝えたいと考えています。
そして、もう一つも新型インフルエンザ関連。これも区役所とのからみですが、今度インフルエンザでパニック担ったときの医療体制に冠する訓練を行うことになりました。8月から何回か区役所と会議を重ねてきて11月末に、ついに訓練を行う運びとなりました。
明日は区内の医療救護拠点での防災訓練がありますが、これは近くの先生にお任せして、久しぶりの「日曜日」とさせていただきます。
でも医師会でやっている休日診療所は、とにかく発熱患者さんで大混雑で、休みの日にもかかわらず当番で出ている医師会員の内科・小児科の先生は本当に大変です。
何とか増員をしたいので、理事会では他の科の先生にも協力を要請しようという話が出てきました。できることでは助け合っていきたいと思うのですが、どうなることかまだわかりません。
そんなわけで、整形外科医でも新型インフルエンザについては多くの関わりを持たざるをえない状況なのです。日本ではまだ数%の人しか感染していません。ワクチンをいかに速やかに効率的に接種していけるかが、本当に大事と考えられます。
神奈川県で死者はこれまでに2名ですが、いずれも都筑区。こどもが多いことが要因として考えられますが、とにかく関わりを持った医者としてはなんとかしたいと思う気持ちは誰でも同じ。
医師会に入っていない開業医の先生も少なからずいますが、こういう時にお互いに協力していくことが医者として大事だと思ってもらいたいと願っています。