2009年10月19日月曜日

あすなろ海水魚館 めげてます

今日は悲しいお知らせ。カクレクマノミのペアが☆になりました。

うちにやってきてちょうど一ヶ月。沖縄からやってきた天然物で、最初からペアになっていて、ころころしてかわいかったんですけどね。

原因ははっきりしていて、白点病です。先週はじめから、体にちいさな白い点が見え始めていて、半ばには夕方体中にひろがっていました。

次の日の朝には消えていて、錯覚かしらと思っていたら、また夕方から白い点々が目立つので、これは間違いないと思っていたのです。

でも、そう言われてみるとその前の週にはサンゴ砂に体をこすりつけるようなところを何度か目撃していたんですよね。このあたりから発病していたんですよね。

そこで、先週後半に、一生懸命水替えをしたり、水温を上げたり、塩分比重をさげたり、高栄養の生き餌を与えたりといろいろやっていたんですが、今朝2匹とも並んで死んでいました。

これは、さすがにめげまくりです。海水魚飼育の難しさが本当に身にしみます。海水魚飼育と白点病との戦いはほとんど同義語という人もいるくらいなんですね。

白点病が発症した原因は特定することは難しいのですが、いろいろ調べてみると、良くないと言われていることが山ほど思い当たります。

環境の変化は当然ある。あとから魚を追加し続けていることも、ストレスになっている。後から入れたものの何かが、白点虫を持っていたかもしれません。

掃除をするときにサンゴ砂をかき回して、中に潜んでいた白点虫を活性化させてしまったかもしれません。餌を食べるのが不器用なベニゴンベのために、餌が多めになっていましたので、水質が急速に悪化していたかもしれません。

さすがに、すぐに次にチャレンジするわけにはいきません。2週間程度様子を見てから考えます。次は養殖物にしたいと思います。天然に比べて、水槽環境への適応力があって丈夫と言われているのです。

患者さんも、すぐにカクレクマノミがいないことに気がついて、心配してくれました。それにしても、一ヶ月間で、カクレクマノミ2匹、イソギンチャク、キンギョハナダイと立て続けに死なせていては、さすがにまずいですよね。なんのために飼っているのかわからない。まだまだ勉強が足りないようです。