昨夜はセンター南の石花海(SENOMI)で、いつものメンバーでリウマチの勉強会。
さすがに時期が時期だけに忘年会をかねて、いつもの各自のクリニックではなく食事をしながらということにしました。
今回の一番の目的は、某製薬会社の抗リウマチ薬のプレゼンテーションを評価してプロモーションの方法をアドバイスするというもの。
製薬会社のプレゼンはいいとこだけを一生懸命盛り込んでいるのは理解できますが、すでにある程度専門にしている者からすると、そんなことはもうわかっている。
知りたいことは、むしろ薬の悪いところ。ところが、彼らはそういうデータは意外と持っていない。
最近は、エビデンスというものが絶対不可欠のものと言われていて、自分たちに都合の良い結果が出るようにデザインされた研究が山ほど行われています。統計学的な有意性を打ち出すことで、正当性を主張してくるのです。
それはそれで、基礎データとして重要であることは否定しませんが、ベッドサイドでは一人一人の患者さんは、それぞれいろいろな問題を持っていて、現場の医者としては総論より各論の情報が欲しい。それもトラブルケースの情報ほど役に立つのです。
まぁ、難しいことはともかく、例によってそこからいろいろな話題で盛り上がり、いろいろな考え方を聞くことで楽しく過ごすことができました。
また、これまで三人だけでやっている勉強会ですが、なんとか発展させていくことも考えたいと言うことで意見が一致しました。あせらず、少しずつ育てていきたい会なのです。