若いときは・・・まぁ、今でも多少は若いつもりではありますが、とにかくキリリと走れる車がいいなっとか思っていました。フェアレディZとか、セリカみたいなスポーツカーみたいな車に憧れたものです。
年を取ってくると・・・実際、隠せるものではないわけで、さすがに慎重な運転を心がけ、車の性能に対しても安全性というものが気になってきます。
さてさて、ブランニュー車のプリウスαには、いろいろな新しい技術が導入されているんですね。
例えば、昔のマニュアル車で初心者が神経を使うのが坂道発進というやつ。パーキングブレーキをゆっくり解除しながら、半クラで発進しないと、坂道で後ろにずり下がってしまいます。オートマ車になってからは、あまり気にしなくなったと思いますが、プリウスαではさらに確実にする仕組みが取り入れられています。
それは、ヒルスタートアシストコントロールと呼ばれていますが 坂道発進でブレーキからアクセルへ踏み替える際に、「ピッ」と音が鳴り約2秒間ブレーキ油圧を保持して車両のずり落ちを緩和するというものです。
緊急ブレーキシグナルという装備もあります。これは後続車に注意を促すために、急ブレーキをかけると、全ストップランプが自動的に点滅します。手動で、あわててハザードのスイッチを入れなくて良いわけです。自分で事故を起こさないことは大事ですが、事故に巻き込まれないことも重要ですよね。
万が一、事故となった場合エアバックは乗車している人を守る大事な装置です。最初には、ハンドルに装備され運転手だけが恩恵を受けるだけでしたが、そのうち助手席にも設置されることが普通となりました。
プリウスαには、運転席・助手席は当然のことながらエアバックが装備されていますが、これは主として前後の衝撃に対するものでした。そこでサイドエアバックというものが追加され、横からの衝撃に対しても安全性を確保しています。
さらに左右の車体側面に、1列目から3列目までのシート全体にかかるカーテンシールドエアバッグというのもあるんですね。エアバックはシートベルトを超えるものではありませんが、車の室内全体に広がるこのシステムは、よりいっそうの安心感を与えてくれます。
最大の安全のためのシステムは、車自身が危険を予知するプリクラッシュセーフティシステム(ミリ波レーダー方式 )です。ただ残念なことに、これは標準装備ではなく、高額なオプション(¥147,000)です。
衝突しそうになるとブザーでドライ バーに警報し、衝突が避けられないと判断した場合はブレーキの制動力を高めます。自動的なブレーキ効果で衝突速度を低減しシートベルトの早期巻き取り衝突被害を軽減するというものです。
こういうシステムは、是非標準装備になってくれると嬉しいですね(ただし、虫のいい希望ですが、あまり割高をださないように)。時代の流れとともに車は確実に進歩していますが、それは走りの性能だけではないんですね。