2011年9月15日木曜日

昔と今

大学を卒業したのは昭和のことでして、医者になって四半世紀が過ぎ、もう当時の記憶というものもだいぶあやふやになってきているものです。

あの頃流行っていたものというと、ネットを調べず記憶だけを頼りに思い出そうとしてみます。

同級生がキャンディーズ解散を悲しんでいる一方で、松田聖子にはまり始め、中森明菜がデヴューというかんじ。YMOのテクノもだいぶ落ち着きを取り戻し、久保田利之のようなソウル系や渡辺美里のような元気系が台頭してきた。

車は日産スカイラインが絶大なる人気で、続いてフェアレディZは若者の憧れでした。トヨタはセリカXX(ダブルエックス)、マツダのRX-7が出始めたくらいだったか。ホンダはシビックとかトゥデイのような小ぶりの車のメーカーというイメージで、リトラクタブルヘッドライトを搭載した3代目アコードが話題だったような。

テレビでは毎晩必ずどこかのチャンネルで洋画劇場をやっていて、野球を見終わったら映画。映画が終わったら、4chの11PMと8chのプロ野球ニュースをはしごする。

大相撲は千代の富士の全盛時代。野球は広島と西武の天下。金曜日は野球の巨人戦は無い。何でかというと、「太陽にほえろ」の放送があるから・・・というくらいの人気があった刑事ドラマもこの頃終了。

ナウシカに続いてラピュタで宮崎駿の人気が定着。トム・クルーズのトップガンが大ヒット。以後、映画とポップスのコラボが当たり前になりました。

全体的には、日本は景気が良くてバブルに向かってなんとなく楽しい世の中だったのかもしれません。そう考えると、平成になってから、あるいは21世紀になってから、本当に日本だけでなく世界が変わったと思いますよね。

アメリカ対ソ連という東西冷戦の構図が崩壊し、行き場のなくなったエネルギーがついにイスラム対非イスラムで爆発し、様々な秩序の歯車がどんどん違う方向に回転しているのかな。

そんな世界的な難しいことを持ち出すまでもなく、自分のまわりでもちょっとしたことに対する価値観というものはどんどん変わってきたわけです。いやいや、これから世界はどうなっていくんでしょうか。

とりあえず、最初の乾杯は冷えたビールで、くぅ~といく慣例は続いてもらいたいものですが・・・