2011年9月7日水曜日

あ~、痛かった

あいたかった・・・のはAKB48。


腱鞘炎と整形外科では患者さんの多い病気。今日は二人の方に注射の治療をしました。

これは、はっきり言って痛い。

よく医者が注射するときに「ちょっと、痛いですよ~」なんて言ってからすることがありますが、こればっかりはちょっとなんてもんじゃない。

あとで患者さんに「ちょっとなんてもんじゃないじゃないか」と怒られてはたまりませんから、自分の場合「今まで経験した中で一番痛いかもしれません」と説明してからにしています。

そこまで言っておけば、「それほどではなかった」と言ってもらえるかも・・・とはいきませんで、「やっぱり痛かった」と言われることが多い。

今日の患者さんの一人目は、注射の間の数秒間、じっと黙っていました。注射し終わってから「大丈夫ですか」と思わず聞いてしまいました。

二人目の方は、最初から「いて、いて、いててて、あ~いたい、う~、あ~痛かった」という具合でした。

実は、注射をする側としては、二人目の方のほうが安心。一人目の方のように我慢強く黙っていられると、もしかしたら痛みで気を失ったのかと心配してしまいます。

これは大げさな話ではなく、強い痛み刺激で心因性の血圧の低下をきたすことがあるのです。実際、この注射で過去に二人倒れられたことがあるんです。

まぁ、そんなに心配することはありません。注射が好きな人はいませんから、誰でも注射は痛い。でも、ほとんどの人は我慢できる範囲の痛みですから、その時は開き直ってしまいましょう。