二十四節気でも今日からは小満です。そして、七十二候では蚕起食桑、かいこおきてくわをはむになります。
実は、昨年生活に密着した暦に興味を持つようになって、順次取り上げ始めたのが6月のことで、今日からの小満が最後の節気で、もうすぐ1年ということになります。
蚕というのは家畜化した珍しい昆虫で、野生の蚕というのは存在しないそうです。そういう意味では絶滅危惧種かもしれません。蚕の作る繭から絹糸が作られるというのは、小学校の社会科で習う常識。
昭和の人間にとっては、とても馴染み深いのは、これが怪獣となって登場するのモスラがあるからでしょうか。全面的に悪者の怪獣でないだけに、普通なら芋虫として嫌われそうな幼虫も可愛げある気がするものです。