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2014年5月17日土曜日

Vaio消滅

マイコン・・・マイクロ・コンピュータ、パソコン・・・パーソナル・コンピュータ、略してPC、いろいろありますが、もとはUNIXというOSが動いているコンピュータに対して、小さいとか個人向けという意味合い。

UNIXは出発の当初から、頑強なシステムで企業などが使用していましたが、しだいに個人の開発者が同じ機能を持つ無料のOSをいろいろと開発して、今ではむしろそっちの方が有名。

FreeBSDと呼ばれていたものは、アップルに取り込まれて現状のMacOSへ進化。Linuxは、その後もFreewareとして命をつないで、商業ベースの機器にも利用されています。

ハードウェアについても、日本では当初は圧倒的にNECの天下で、パソコンと言えばPC-9800シリーズでした。EPSONなども、NEC互換メーカーとしてスタートしています。

ところが、90年代にDOS/Vと呼ばれる、日本語が簡単に使用できるようになったグローバルなOSが登場して、外国のソフトも利用できるようになった。

東芝はいち早くDOS/Vを採用して、さらに今で言うUltrabook的なDynabookの大ヒットで一躍のし上がってきました。NEC-MS-DOSは、その特異性の高さからどんどん嫌われて、シェアは激減していくわけです。

そのあたりまでが、1980年頃から1995年くらいまでの話。その後、元祖のUNIXの方は、価格の高さや、ガリバーと呼ばれたIBMの没落によって、ずいぶんと落ち目の感じ。最近の企業は、圧倒的にMicrosoft Winodws Sreverを利用しているようです。

モダンなデザインで一世を風靡したSONYのVaioの撤退が発表されたのは、記憶に新しいところですが、ノートパソコンは基本的にバイオを使い続けてきた自分としては、かなりショッキングなニュースでした。

パソコンの価格がどんどん安くなったのは、ユーザーとしては嬉しい限りですが、その中でバイオは比較的高め。高めではあっても、それなりの付加価値があって、機能的にもその時代の望まれる最も高スペックのノートがラインナップされていました。

大手のノートは、価格を下げるためなのか、スペック的にはかなり落ちるものが多い。どうせ買うならもう少し、という要求を満たしてくれるものがなかなか見つかりません。

パソコン市場は頭打ちみたいなところがあるようで、スマートホンやタブレットへの移行が加速されているようですが、当然機能的な制限が多く、パソコンとは比べ物になりません。

あー、次の段階では、嫌でもWindows8を使わないといけないのかな、と思うと何とも憂鬱な気分です。