マイコン・・・マイクロ・コンピュータ、パソコン・・・パーソナル・コンピュータ、略してPC、いろいろありますが、もとはUNIXというOSが動いているコンピュータに対して、小さいとか個人向けという意味合い。
UNIXは出発の当初から、頑強なシステムで企業などが使用していましたが、しだいに個人の開発者が同じ機能を持つ無料のOSをいろいろと開発して、今ではむしろそっちの方が有名。
FreeBSDと呼ばれていたものは、アップルに取り込まれて現状のMacOSへ進化。Linuxは、その後もFreewareとして命をつないで、商業ベースの機器にも利用されています。
ハードウェアについても、日本では当初は圧倒的にNECの天下で、パソコンと言えばPC-9800シリーズでした。EPSONなども、NEC互換メーカーとしてスタートしています。
ところが、90年代にDOS/Vと呼ばれる、日本語が簡単に使用できるようになったグローバルなOSが登場して、外国のソフトも利用できるようになった。
東芝はいち早くDOS/Vを採用して、さらに今で言うUltrabook的なDynabookの大ヒットで一躍のし上がってきました。NEC-MS-DOSは、その特異性の高さからどんどん嫌われて、シェアは激減していくわけです。
そのあたりまでが、1980年頃から1995年くらいまでの話。その後、元祖のUNIXの方は、価格の高さや、ガリバーと呼ばれたIBMの没落によって、ずいぶんと落ち目の感じ。最近の企業は、圧倒的にMicrosoft Winodws Sreverを利用しているようです。
モダンなデザインで一世を風靡したSONYのVaioの撤退が発表されたのは、記憶に新しいところですが、ノートパソコンは基本的にバイオを使い続けてきた自分としては、かなりショッキングなニュースでした。
パソコンの価格がどんどん安くなったのは、ユーザーとしては嬉しい限りですが、その中でバイオは比較的高め。高めではあっても、それなりの付加価値があって、機能的にもその時代の望まれる最も高スペックのノートがラインナップされていました。
大手のノートは、価格を下げるためなのか、スペック的にはかなり落ちるものが多い。どうせ買うならもう少し、という要求を満たしてくれるものがなかなか見つかりません。
パソコン市場は頭打ちみたいなところがあるようで、スマートホンやタブレットへの移行が加速されているようですが、当然機能的な制限が多く、パソコンとは比べ物になりません。
あー、次の段階では、嫌でもWindows8を使わないといけないのかな、と思うと何とも憂鬱な気分です。