国土交通省というお役所が、毎年燃費のいい車を発表しています。
これはJC08モード燃費の値を並べただけのもので、それほどたいしたランキングではありません。普通・小型自動車部門は次のようになっています。
1位 トヨタ・アクア 37.0km/L CVT
2位 ホンダ・フィット 36.4km/L 7AT(DCT)
3位 ホンダ・グレイス 34.4km/L 7AT(DCT)
4位 トヨタ・カローラアクシオ 33.0km/L CVT
4位 トヨタ・カローラフィールダー 33.0km/L CVT
6位 トヨタ・プリウス 32.6km/L CVT
7位 マツダ・アクセラ 30.8km/L CVT
8位 レクサス・CT200h 30.4km/L CVT
9位 ホンダ・アコードハイブリッド 30.0km/L
10位 マツダ・デミオ 30.0km/L 6MT
マツダのデミオだけディーゼルで、あとはすべてハイブリッド。そういう意味では、デミオは健闘しているといえるかもしれません。軽自動車については、今時は軽は30以上は当たり前。
1位 スズキ・アルト 37.0km/L CVT
1位 マツダ・キャロル 37.0km/L CVT
3位 スバル・プレオ プラス 35.2km/L CVT
3位 ダイハツ・ミラ イース 35.2km/L CVT
3位 トヨタ・ピクシス エポック 35.2km/L CVT
6位 スズキ・ワゴンR 32.4km/L CVT
6位 マツダ・フレア 32.4km/L CVT
8位 ダイハツ・ムーヴ 31.0km/L CVT
9位 スズキ・MRワゴン 30.0km/L CVT
9位 日産・モコ 30.0km/L CVT
9位 日産デイズ 30.0km/L CVT
9位 三菱eK 30.0km/L CVT
いずれにしても、あくまでも一定条件のもとでの数値ですから、実際に街乗りしてみると、これらの数字を達成できる事はまずない。以前使われていた10・15モード燃費に比べれば、だいぶ現実的な数字と言えますが、だいたいJC08モード燃費より、実燃費は2~3割程度落ちる。
実燃費は「e燃費」というサイトが、比較的信頼できそうです。投稿された数字が正規分布するように、上下の極端なものは排除して、信用できる統計データを公表しています。それによると・・・
1位 スズキ・アルト 23.2km/L 77%
2位 トヨタ・アクア 22.6km/L 64%
3位 ホンダ・フィットハイブリッド 22.1km/L 61%
4位 ダイハツ・ミライース 21.6km/L 72%
5位 トヨタ・カローラフィールダーハイブリッド 21.1km/L 64%
6位 マツダ・アクセラハイブリッド 20.6km/L 67%
7位 トヨタ・プリウス 20.4km/L 63%
8位 ホンダ・アコードハイブリッド 20.3km/L 68%
9位 レクサスCT 19.9km/L 66%
10位 ダイハツ・ムーブカスタム 19.5km/L 72%
10位 スズキ・ワゴンR 19.5km/L 68%
後ろの%がJC08モード燃費達成率ですが、どれもあまりいい数字とはいえません。燃費がいいという車ほど、限られた条件の中でという注釈が必要なのかもしれません。
実際の街乗りでは、運転者の技術も関係してきますし、歩行者やバイク、自転車が走っていて、坂もあれば、信号機もあります。
まぁ、こういうのは、あくまでも参考にということで、それぞれの車でエコな運転を心がければいいのかというところでしょうか。