昨年の自動車関連のランキングで、7年間連続首位という金字塔を打ち立てている車があります。それが、トヨタのハイエース。
なんのランキングがというと、盗難車の数。ただし、これは損害保険会社が発表するもので、別の会社による数字では、ハイエースが7年連続を逃して2位になったというのもあります。
保険会社による多少の違いはあるわけですし、当然、カウントは保険支払い対象に絞られますから、すべての実態を正確に示すものではありませんが、だいたいの傾向はわかります。
1位 トヨタ・ハイエース
2位 トヨタ・プリウス
3位 トヨタ・ランドクルーザー
4位 トヨタ・セルシオ
5位 トヨタ・クラウン
6位 トヨタ・マークX
7位 スバル・インプレッサ
7位 いすゞ・エルフ
9位 ホンダ・インテグラ
9位 トヨタ・ハリアー
9位 日野自動車・ヒノレンジャー
9位 三菱ふそう・ファイター
9位 いすゞ・フォワード
別のデータでは、プリウス、ハイエース、クラウンに続いて10位以内にトヨタ・アルファード、トヨタ・ヴォクシー、トヨタ・タント、トヨタ・カローラ。トヨタ・ノア、トヨタ・エスティマ、スズキ・ワゴンRなどがランクインしています。またトヨタ・アクアが上位にはいっているデータもあります。
トヨタが多いのは、売れている台数からしてもしょうがいない。だいたい、実用的なばりばり走って使える車と、一部の高級車が狙われているということでしょうか。
最近は、以前よりは減っているとはいわれますが、盗難防止のためのイモビライザーというオプションもあまり役には立っていないという状況のようです。
盗難事件が多いのは、千葉、愛知、大阪、茨城、神奈川、埼玉、栃木、東京、兵庫、福岡の順。首都圏周囲に多い感じがしますよね。
車上荒らしで狙われるのは、やはり一番はカーナビ。つづいてエアロパーツとアルミホイールというところが定番です。
盗難予防のためのセキュリティシステムは、車本体からパーツにまでいろいろありますが、あまり装着して自信を持ちすぎるのは危険。そもそも、車ごと持って行かれたら、何も役に立ちません。