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2015年4月16日木曜日

ストレージ

今時、パソコンにはストレージが付き物。

ストレージ(Storage)は、貯蔵とか保管という意味で、パソコン用語としてはファイルを保存するためのパーツのこと。

一番古いものは磁気テープ。一般向けとしては、カセットテープを利用する形が用いられていたのが30年前の話。しかし、必要なファイルに簡単にアクセスするのは難しかった。

そして、フロッピーディスクの登場が、革命的にランダムなアクセスを可能にして、しかもそのコンパクトさから、一気にパソコンに搭載されるようになりました。

その容量は1.2Mあるいは1.4Mバイト。たいていのプログラムも保存できましたし、フロッピーディスク・ドライブを2基搭載するようになって、片方にアプリケーション、片方にデータ保存というような使い方も可能です。

当時、ワープロソフトとして一世を風靡したのが「一太郎」。日本語変換するのに、大きな辞書ファイルが必要で、普段は辞書ディスクを挿入していて、作った文章を保存したいときにデータ用ディスクと差し替えるという使い方をしていたわけです。

さらにハードディスクが登場し、驚愕の世界に突入。最初に内臓せたのはEPSONで、PC-286Lという初の「ラップトップ」に10Mの容量のあるHDDが入っていました。

日本の家庭向け始めてパソコンを出したのがNECで、PC-8001という機種。EPSONはNECの互換機メーカーとして出発しましたが、もち運べるラップトップはEPSONの独自のもの。

外付けのタイプのHDDも売り出されるようになり、自分が初めて購入したのは、100Mで10万円。100Mあると、もう怖いものなし。とはいっても、当時は、文書以外のデータはほとんど使う事はありませんでした。

何で急に、そんな古いことと思われるでしょうが、最近持ち運び用に外付けストレージを一つ買おうかと思っていろいろ探しているのですが、SDDで1Tのものもあるんです。何しろ手のひらに乗るくらいの大きさです。

100MのHDDが10万円だったことを思うと、隔世の思いですよね。100Mが10台で1G、1Gが1000台で1Tです。つまり1万台分で、値段は7万円くらいと考えると技術力の進歩たるやすさまじいものです。