2015年6月24日水曜日

ふります詐欺?

そんな言い方をすると、一生懸命天気図を見て天気を予報する方に失礼なんですが、今週は激しい雨が降ると言われていますが、自分のテリトリーでは、いっこうにそういう気配が無い。

昨夜は少し雨が降りましたが、激しいというほどではありませんでした。でも、ニュースでは都内や千葉で局地的な豪雨になったようで、天気予報としてははずれたわけではない。

降らないと言って降った場合は、どうしても批判されるでしょうから、とりあえず降るとした方が「はずれてよかった」となりやすいんでしょうか。

あくまでも横浜北部については、雨雲が通過しなかったということなんでしょうけど、天気予報は人の動きを左右しますから、突然の激しい雨が降ると言われれば街を歩く人はけっこう減るものです。

当然、クリニックの患者さんも少ない。誰も体調が悪くないなら文句のつけようはありませんが、午後から豪雨となると、患者さんは午前中に集中したり、天気が回復したあとは混雑したりと、いろいろ影響をうけるんです。

茨城県つくぱ市の防災科学技術研究所が、実験的に豪雨予報メールを始めました。レーダーで上空の雨雲を検知して、一定以上の雨が降りそうな場合に10分前に登録者にメールで通知するというもの。

10分前ですから、今日の行動を考慮するのには役立ちませんが、少なくとも傘を用意したり、雨宿りをする場所を探す時間は稼げるのかもしれません。

なんにしても、局地的な集中豪雨はなかなか予報するのは困難なことでしょうから、それを降ります詐欺と呼んではいけないですね。予報士の方は、がんばって精度を上げてください。