何かをしながら飲むにしても、落ち着いてゆっくり飲みたいわけで、例えば観光地とかの気持ちのいい景色の中でとかならありうるのですが、そこらの街角でというのは無理。
どうせ飲むならコーヒー豆をちゃんと使った方が、インスタントよりも美味しいのは当たり前。どんなにインスタントが頑張っても、やはり所詮インスタント。それでも、簡単さということを考えれば、それなりに我慢はできます。
コーヒー豆から淹れるコーヒーは、準備と片付けは多少面倒と言えなくはない。サイホン式にした日には、時間もかかるし手間もかかる。サイホンの水の動きは見ていて楽しいのですが、これは今どきは現実的ではないかもしれません。
ペーパードリップは簡単ですが、最初に紙フィルターにお湯を通さないと、紙臭さはけっこう出るものです。一杯ずつの豆と一緒になっているドリップ・パックはかなり楽ちんですが、多少コスト的に高めにつくのが難点。
コンビニのコーヒーがいけているのは、ポッド式になって、コーヒーメーカーにコーヒーの粉が入ってパックされたパックをセットすることで、ちゃんと淹れたての味が出せ、かつメンテナンスが簡単になったことで価格を安くできるようになったことが大きいようです。
そういうポッド式のカプセル・コーヒーのコーヒーメーカーを探してみました。掃除の手間が簡単、コーヒーを飲むときに基本的にコーヒーカップ以外は汚れ物が出なくて、しかも飲みたいときに短い待ち時間で飲める。そらに、手軽にいろいろな味のコーヒーを選んで飲めるというのも魅力的です。
ただ、ちょっと面倒なのは、グローバル・スタンダードが確立していないという点です。いろいろな会社から、いろいろなタイプが出ている。
カフェポッド方式。直径44mmあるいは60mmの比較的薄い紙パックの中に、挽いたコーヒー豆を封入したもの。エスプレッソ用は小さい方で、両方の大きさに対応しているマシンはあまりありません。44mmはデロンギ、60mmはメリタ、キーコーヒー、小川珈琲などが主として扱っているようです。
ドリップ・ポッド方式。ほとんどUCCの上島珈琲だけでやっている感じ。さすがにバリエーションがなさすぎでする
ネスカフェ・ドルチェ。天下のネスカフェ・ブランドのポッド式。ネスレ単独なので使えるポッドは多くは無い。ネスプレッソはエスプレッソを含む種類はけっこうあって、海外でもまぁまぁみたいです。ネスカフェ・バリスタと呼んでいるのは、完全にインスタントの粉を使用するもので論外。
Kカップ式。アメリカのキューリグ社が展開するもので、日本では上島珈琲が独占で販売しているために、UCCブランドものしかなく、種類が少ない。ただし、世界的なシェアで考えるともっとも普及してるようです。
あと、アムウェイからも独自の超高級マシンがでています。ただ、カプセルがエスプレッソ、レギュラー、紅茶、ココアの4種類しかないのでは、話にならない。
世界的にはどれが一番売れているのかなかなかわかりにくいのですが、ネスレ王国に肉薄しているのがキューリグで、連合国のカフェポッドが善戦しているという感じなんでしょうか。
そこで、いろいろ考えた結果、マシンの値段では、ほぼただ同然のネスレが強いのですが、キューリグも実売6~7千円ですから、悪くない。カフェポッドはマシンは値段はピンキリ。
扱うコーヒーのブランドはカフェポッドが一番多いように思いますが、実はこれは日本だけの場合。世界中で考えると、キューリグの種類の多さは他を圧倒する。今は簡単にアメリカから取り寄せ可能なので、これは最大の強み。ただし、その分割高になることは覚悟しないといけません。
さて、いろいろ考えた結果・・・日本では、やや知られていないところがあるのですが、キューリグを買うことにしました。UCCが、独占販売しているのを緩和すれば、もっとシェアが広がると思いますが、ちょっと残念。
選んだ理由は、飲みたいコーヒーのカプセルがあるから。まさにこの点が、最も重要な選択理由です。日本では店員すら知らないかもしれないのですが、なんとスターバックスが、キューリグのKカップをたくさん出しています。タリーズも参入しています。そして、ハワイの有名なライオン・コーヒーのフレーバー・コーヒーもあるんです。
通常はUCCの安いカプセルでいいのですが、時にはそういうものを飲みたくなったりします。手軽に、美味しいコーヒーを、すぐに飲めれば、こんなに幸せになことはありません。