飛ばなくなった鳥というと、真っ先に思い浮かべることが多いのがペンギン。
飛ばないのは空ですが、海の中は猛スピードで泳ぐというか、突き進んでいく感じ。ひとたび陸に上がると、ちょこちょこ歩きで愛くるしい。
先日、小池都知事が「私を最初から玄関で迎えてくれた貴重な3人、ファーストペンギンです」という表現で、最初の小池会派に名乗りを上げた3人の都議を評しました。
最初にニュースで聞いたときは、ちょっと動物に例えるのはどうよ? と思ったんですが、そう思うのはこちらの勉強不足でした。
ペンギンは、魚を捕るために崖から天敵の多い海に飛び込む際躊躇するのだそうです。その結果、順番に並んだ群れの状態が発生します。
先頭のペンギンが意を決して海に飛び込むと後が続いていくということで、リスクを恐れず挑戦する者という敬意を込めた表現として、ファースト・ペンギンというビジネス用語が使われている。
小池百合子というハイリスクの大海原で、ファースト・ペンギンの3人はハイリターンを得られるのか、今後の都政から目が離せません。