森で暮らす、というと「ウォールデン」を思い出すこともあるんですが、これはちょっと違う。
マレーシア語で、「森の人」という意味になるのがオラウータンです。
興味深いのは顔。面白いことに、両頬が大きく張り出していて、これをフランジと呼びます。この雄のフランジの大きさが地域のボスの証。
フランジが大きくなってボスが確定すると、他の雄のフランジは大きくならない。
フランジが大きくなったボスは、雌が向こうから寄ってくるのに対して、フランジの無い普通の雄はこっちから相手を探さないといけないらしいです。
ちなみに、「森の賢者」はゴリラ、またはフクロウ。「森の番人」はミミズク。「森の建築士」ならビーバー。
オラウータンは、生息地域の森の減少によって絶滅危惧に晒されています。将来的にはレッド・リストに加わるかもしれません。