チェシャ猫は、「不思議の国のアリス」と登場する、作者であるルイス・キャロルの想像上の動物の一つ。
何かニヤニヤして自由にあちこちに出没する、不思議な猫。
もっとも、「チェシャ猫のように笑う」という言い回しがもともとあって、キャロルはその具体的なイメージを文章にしたということらしい。
キャロル自身が書いた挿絵のチェシャ猫は樹の上にいるんですけど、ちょうど樹をコンクリート塀に置き換えると、この写真の感じ。
フラッシュの光がちょうど両目に入って、まさに不思議な雰囲気になりました。
帽子屋に行くならあっちだよと呟いているような、いないような・・・
この後、この猫は「猫の無い笑い」を残して、そーっと消えて行ったのでした。