箱舟に乗り込んだノアは、何とか洪水から命からがら逃げることができました。
1週間後、ノアは鳩を船から放ったところ、夕方にオリーブの枝をくわえて戻って来たのでした。
それを見たノアは、地上から水がひいたことを悟りました・・・
というのが、旧約聖書の話で、これが元になって鳩は「平和を告げる」シンボルとして定着したわけです。
もっとも、そもそも水に浮いている船なんだから、船縁から下を見れば水がひいたかどうかはわかるはず。鳩を飛ばさないとわからない、ということは・・・
ノアの箱舟は地上の様子がわからないくらい高いところ・・・だけど、鳩が飛べる高さの空中に浮いていたということですかね。
ただ・・・どうも鳩の飛翔高度は、せいぜい100mくらいらしい。
100mなら、地面の細かい様子はわかりにくいとは思いますが、水がひいたことくらいは視認できそうな高さ・・・なんて、突っ込みはしてはいけません。
大事なのは、鳩が平和の再来を告げる使者になったということ。
多少の糞害にも憤慨せず、人に身近な鳥として仲良くしたいと思いましょう。