2017年1月14日土曜日

手打そば やまさと @ 山中湖村平野


♪ どぉこぉか、遠くへ、行ーきたぁい・・・いうわけで、ふだん知らない場所に行った折には、そこの美味しい店で食事をするというのも楽しみの一つ。

今回は山中湖なんで、地元の方には申し訳ありませんが、正直あまり気になる食材とかは思いつかない。山梨県ですから、ほうとうなんていうのもあったりしますが、自分的には珍しくない。

そういう時は、蕎麦屋を探します。富士の名水の故郷ですから、絶対にこだわりの手打ちそばを出している店があるはず・・・で、やっぱり、ありました。

やまさとという店で、場所はテニスコートがたくさん集まる平野の交差点際です。元々は湖の西側、明神前の交差点の近くにあったのですが、昨年末に平野に移転したばかり。

念願叶って古民家を再利用したという、新しい店はなかなかのたたずまいです。店内も、民家の造りをいかして、温かみのある雰囲気でした。

午前中は曇り空で、辺りはまったく雪は無かったのですが、お昼に店に到着した頃からぱらぱらと降り出して、食事をしている間にみるみる外が白くなっていくのがわかりました。そこが、また旅情を刺激して、くぅ~、たまらん。



さてさて、大事なのは蕎麦。

初めての店では、チャレンジャー的には奇をてらったものを選ぶのもありですが、やはりスタンダードにメニューのトップにするのが無難・・・というわけで、天せいろです。

天ぷらは量もあって、揚げかたも上手。海老、オクラ、パプリカ、舞茸、かぼちゃなどなど、一般的な食材ですが、どれも美味しくいただけました。

汁は、標準的な昆布と鰹だしで、醤油はきつくなく、すっきり系です。天ぷらにも蕎麦にもちょうどよい感じです。

手打蕎麦ですから、一番重要なのは蕎麦。ここのは二八で、麺の滑らかさがいい。茹で時間は20秒くらいということで、しっかりと腰の残った蕎麦らしい蕎麦でした。ちなみに100円追加で、粗挽きの田舎蕎麦も楽しめるということです。

面白いのは、竹編みのざるを逆さまにしてい蕎麦をのせているところ。おそらく水気をしっかり落とすためだろうと思います。きっと、店主のこだわりの現れの一つかと。

ここに行ったらこの店という、記憶に残しておきたい蕎麦屋でした。