落合恵子さん・・・と、言っても、最近の方は知らないかもしれませんね。
もともと、ラジオ・アナウンサーとして人気が出て、作家に転身した70年代後半に注目された人。女性の力を押し上げるムーブメントの文化人の先駆けの一人。
「スプーン一杯のしあわせ」と題するエッセイのシリーズは、当時の若い女性には圧倒的な人気を誇ったと思います。
1976年、絵本の店としてクレヨンハウスを設立。1986年に現在の表参道からちよっと入った場所に店を移転し、本物の絵本、つまりいろいろな価値観の違いがあっても、こどもの夢を大きく広げる手助けができるものを取りそろえてきました。
丸30年がたちましたが、今でもしっかりとしてポリシーが感じられる本屋さんとして、その存在価値は薄れることはありません。
自分の子育ての時期と重なったので、ずいぶんとお世話になりました。ほぼ、うちのこどもたちが楽しんだ絵本はここで購入しています。
今でも、店の入り口は変わらぬ外観ですが、こういう店は世代が代わってもずっとずっとこのまま続いてほしいと思います。