むか~し、昔、渋谷のガード下だったと思いますが、立ち食い蕎麦の店が、自分の立ち食い蕎麦の原点だったように思います。
ネギだけのせたかけそばで100円。かき揚げのせて150円くらいでしたか・・・
当時は、美味しいも不味いもなく、ただただ安いというだけで、時々利用していました。こんなもんだと思って食べていたので、きっとのびた麺と出汁のきいていないつゆだったのかもしれません。
しかし、時代は安さだけでなく、美味しさも求めるようになって・・・日本人もずいぶんと贅沢になったものですが、いまや立ち食い蕎麦も味の追及をしてやまない。
東急電鉄沿線にひろがっているのが、しぶそば。
あざみ野駅の構内にある店舗なんですが、まず、立ち食いではない。座り食いです。値段はまぁ、そんなものかという感じ。
味は・・・日本蕎麦の場合は、基本的に味のバリエーションは無いので、それほど奇をてらったものはありません。やや薄めの味で、この手の店としては、やはりそんなものかという感じ。
麺は一番差が出るところ、だいたい茹で麺をもう一度湯にくぐらせるというのが、安い店の方式ですから、最初から腰とか香りとか期待はしていないので、これについてもそんなものかという感じ。
トッピングは店の一押しらしい小柱のかき揚げにしてみましたが、とりあえずその場で揚げているらしく、しなしなではないのはGOODですが、かき揚げの中身の味はほとんど感じません。
総じて、こんなものかというところなんですが、この手の安さとスピードを重視する店としては、十分に合格点だろうと思います。わざわざ食べに駅構内に入ろうとは思いませんが、お腹が空いていて、たまたま通りかかれば、まったく問題はありません。