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2017年5月2日火曜日

金色のiPad part3 PCの代わりに使えるか?編


iPadは、当然CPUやRAMを搭載し、コンピュータの一つの形態であることは何ら疑問を挟む余地がりません。

液晶モニター側にそれらの部品を組み込んで、入力方法を画面のタッチに絞って、キーボードなどの他の入力を排除して、さらに充電池を組み込むことで、どこでもいつでも使えるようにしたもの。

そんな特徴を台無しにしてしまう・・・かもしれないのが、iPadをデスクトップで使用するという発想。

Appleの構想の基本にあるのは、コンピュータに自由を与えることなんだろうと思いますが、そこには常に最新のスペックを求められ進化を続けることがつきまといます。

iPadのシリーズに"PRO"が登場すると、ここにはAppleのぶれのようなものが無いとは言えなくない。

当初、登場したiPad proは画面のサイズは12.9inchで、重さは713gです。これは、常時片手で持って、もう一つの手で操作するには大きすぎし重すぎる。

明らかに、机に置いて使うことを前提に開発されたもの。携帯性を犠牲にして、本来のiPadの方向性を反対に向かせるものだと言えます。

その後、9.7inchのiPad proが登場して、再び最新高機能に機動性を付加させることになりますが、一度ここまで高いスペックを見せてしまうと、ユーザーが求める期待はさらに高まるしかない。

ネットで、Apple大好きのパワーユーザーの意見をいろいろ探してみると、やはり基本的にはiPadで、デスクトップ並みの生産性を求めることは無理と言う結論が一般的です。

主としてネットを利用したデータの閲覧が快適にできることが、タブレットで現実に行われる作業であり、一度はデスクトップでのPC、あるいはマックブックなどの代替えとして使えないかチャレンジするも断念するというのが普通。

マック・ユーザーからすると、WindowsにおけるエクスプローラにあたるFinderのような、パソコン内のファイルの格納状況を詳細に確認・操作できるソフトがiosには無いことが致命的だと言えるようです。

Appleのiosのブラックボックス化は徹底しており、これによって安定性・安全性を確保している恩恵は確かに重要ではありますが、それと引き換えにパソコンとしての自由度を著しく損なっていることは間違いありません。

そして、iPadの方向性をさらに否定しかねないのが、入力ほうほうの多様性への要求。やはり、どうがんばってもソフトウェア・キーボードよりも通常のキーボードが使えた方が圧倒的に入力は効率的です。

そして、マウス。iosは今まで、頑なにマウスの使用を拒否しています。拒否していますが、Apple pencilを登場させ、タッチ入力以外の方法を提供してしまいました。

また、通常のPCでは当たり前の同時にいろいろな作業することができるマルチタスク機能についても、Split view機能によって実現しています。

ただし、使えるのは2つまで、また同時に開けるアプリも限定的で、中途半端なマルチタスクと言わざるをえない。

やはり、デスクトップでPCの代わりとして使おうというのは・・・無理っぽい感じです。圧倒的に不便。やはり、携帯性、機動性を特徴として、データの閲覧と少しだけの編集機能に落とし処を見つける方が幸せになれそうです。