夏季臨時休診

夏季臨時休診のお知らせ 8月14日(金)~8月19日(水)臨時休診します。

2024年12月31日火曜日

母性 (2022)

湊かなえ原作ですが、ミステリーとは言えない、純文学に近い重厚な作品です。脚本は堀泉杏、監督は廣木隆一です。主人公である母と娘が、同じ場面をそれぞれがどのように感じたのかが交互に回想するような形式で進行します。

ルミ子(戸田恵梨香)は、母親の華恵(大地真央)から多くの愛情を受けて育てられました。自分が感じたことが、母親と同じであることをいつも期待して、その通りだと嬉しいのです。田所哲史(三浦誠己)と結婚したルミ子は、それからも母親を喜ばせるためなら、何でもしたのです。清佳(永野芽郁)が生まれても、それは変わることはありませんでした。

華恵は、ルミ子に注いだのと同じように清佳にもたくさんの愛情を注ぐのです。華恵が清佳のために小鳥の刺繍をした身の回りの物を作ってくれていたのに、清佳がキティちゃんのバッグを欲しがった時、ルミ子は華恵の好意を無駄にすることだと考え許しませんでした。

哲史が夜勤でいない夜、訪ねてきた華恵は嵐になったためルミ子の家に泊まることにしました。しかし、嵐のため停電となり、倒木が窓を破り華恵と清佳が寝ていた部屋に飛び込んできます。箪笥が倒れ、二人は挟まれてしまい、気がついたルミ子が助けようしますが、ロウソクの炎が広がり火事になってしまいます。

華恵の手を取ろうとするルミ子に対して、華恵は「そうじゃない。あなたが守らなければならないのは清佳です」といい、手を振り払うのです。火が回り、ルミ子はやっとのことで清佳を抱えて家から逃げ出しますが、華恵は亡くなってしまったのでした。

哲史の実家に住むことになった3人でしたが、ことあるごとに義母(高畑淳子)の嫌味はルミ子に向けられ、それでもルミ子は「母」を喜ばすために耐え続けるのです。高校生になっていた清佳は、ついに義母にルミ子をかばうために口答えをしてしまいます。しかし、ルミ子は、「あなたは私の努力を無駄にした」と泣いて責めるのでした。

哲史の妹の律子(山下リオ)は恋人の元に家出してしまい、義母のルミ子や清佳への当たりはますますま激しくなります。清佳は居所を調べようと律子の部屋に入ると、偶然若いころの哲史の日記を見つけてしまいます。そこには、学生運動に身を投じ理由もはっきりせず体制に敵対心を燃やす文章ばかりが綴られていました。

偶然、家と反対の方向に向かう哲史を見つけた清佳が後をつけていくと、哲史は知り合いの女性に貸しているルミ子の実家に入っていくのでした。女性と普段見たこともない父親を見た清佳は、ずっと昔から現実から逃げ続けてきただけの哲史を弱虫と責めるのです。しかし、清佳は初めて華恵の死の真相を聞かされショックを受けるのでした。

辞書的には「母性」とは女性に備わった生理的・身体的機能の特徴でこどもを産み育てること全般を指す言葉として用いられます。この映画では、それが受け継ぐ娘が成長の過程で後天的に形成されていくように説明されているようです。

タイトルからして予想通り重厚なストーリーで、見ていて辛くなってくることは否めません。母から多くの愛情を受けたルミ子は、母を喜ばせることで返す気持ちを持ち続けたために、今度は自分の娘に対する気持ちに振替できなくなっているところに悲劇が作られていくようです。そのような母を見て育った清佳も、何とか母を喜ばせたいといつも考えるようになるですが、どこかでルミ子は愛情の方向性を掛け違えてしまったのかもしれません。

一見同じエピソードの繰り返しのようですが、母の回想と娘の回想は微妙に異なるところがこの映画のポイントで、それぞれの主観に差があります。特に、映画のCMで登場した母が娘の首を絞めるところが白眉で、両者がそれぞれの過ちを理解する最重要シーンとなっています。

この点は、戸田恵梨香と永野芽郁のそれぞれの演技力の高さに脱帽するしかありません。1988年生まれの戸田と1999年生まれの永野では、母娘というのには年の差がありませんが、何の違和感も感じさせません。

核となるストーリーの外側には、さらに教会で懺悔する母親と教員となった娘が生徒の自殺のニュースを巡って仲間と議論するという二重、三重の枠が設えてあるところも、映画としての評価を高める要因となっているように思います。ものすごく重たいテーマを扱っていますが、少なくとも最後はよかったと思えるエンディングになっているので、安心してみてもらいたいと思います。

2024年12月30日月曜日

仮面病棟 (2020)

知念実希人のミステリー小説が原作ですが、この方はれっきとした内科医。そのため、医学的な知識に裏打ちされた作品は評価が高い。監督は「屍人荘の殺人」の木村ひさしで、脚本は木村と知念が共同で執筆しています。坂口健太郎と永野芽郁のW主演ですが、特に永野にとっては今までにない役柄を演じています。

速水秀悟(坂口健太郎)は、3か月前に婚約者と車に乗っていて交通事故にあい、婚約者の兄、小堺司(大谷亮平)が非常勤で勤めていた田所病院が救急搬送を断ったため、婚約者を死なせてしまいます。速水は、小堺に頼まれ臨時で田所病院の当直を引き受けることになりました。田所病院は、夜間は看護師の東野良子(江口のり子)と佐々木香(内田理央)だけの勤務で、病棟に入院中の患者はほとんどが認知症を患う高齢者ばかりでした。

その夜、近所のコンビニにピエロのマスクをかぶった拳銃強盗が押し入ります。東野に1階に至急来るように連絡を受けた速水が、待合に行くと腹部を怪我した川崎瞳(永野芽郁)がいて、ピエロのマスクの男が拳銃を向けてきました。瞳はたまたまコンビニの前を通りかかって、飛び出してきたピエロの男に拳銃で撃たれ連れてこられたと説明します。

応急処置をしていると院長の田所三郎(高嶋政伸)が現れ、ピエロの男は速水、瞳、院長、東野、佐々木を人質に病院に立てこもるのでした。しかし、単なる金目当てではなく、ピエロの男は、院内を物色して何かを探しているのです。そして、院長たちも何かを隠していて、速水と瞳は次第に疑念が強くなっていくのでした。

速水は瞳に、田所病院と自分の因縁を話し、彼女を守り切れなかった自分を責めます。瞳も、ずっと二人きりで暮らしてきた姉が自分を犠牲にして自分のことを守ってくれて来たこと、そしてその姉を失ったことを話します。速水は、今度こそ瞳を守ってあげることを決意するのでした。

佐々木の悲鳴を聞いて駆けつけると、ナイフが刺さったままで東野が殺されていました。そして隠しエレベータを発見した速水は、エレベータに乗り込むと、病棟ではない5階の資料保管庫の奥に秘密の病室があることがわかりました。そこには鎮静剤で眠らされた少年がいて、投与されている薬などから腎臓移植を受けたことが想像されたのです。

これは勘のいいひとなら、最初から物語のプロットは想像できるかもしれません。どう見ても、ピエロ男が立てこもる理由がありませんから、別の目的で田所病院に侵入したことは明らかです。そして、院長が隠している秘密を探るためというのもわかりやすい。

また瞳の存在も、いかにも嘘っぽい金髪のウィッグを含めて、不自然そのもの。犯人が自分で撃っておいて、瞳を助けるために病院に連れ来る必要がありません。つまり、瞳もこの事件に何らかの関係があって、そこにいる必要があるということ。そう思ってみていると、前半の速水が何が病院に隠されているのか調べるところは、ややじれったいだけで間延びしている印象を持ってしまいます。

コロナ禍での公開という悪条件はありますが、それほど評判になった感じがしないのは、全体の構成にやや難点があるような気がします。原作者が脚本に入るというのも、映画的な取捨選択を迷わす原因になっているのではないかという気もします。

高嶋さんは、やっぱりいつもの役柄で、この人が出てくるとまたかという感じがします。とりあえず、坂口君のさわやか正義漢と永野芽郁の可愛いけどミステリアスな演技を楽しむことができればOKというところでしょうか。

2024年12月29日日曜日

PARKS パークス (2017)

この作品は「井の頭恩賜公園 100年実行委員会 100年事業企画」と冒頭に示されます。井の頭公園は、東京都武蔵野市と三鷹市にかかる大きな公園で、昔から憩いの場所としてよく知られています。ちなみに「恩賜」は、平たく言えば天皇陛下がスポンサーという意味。

監督・脚本は「違国日記」の瀬田なつき。井の頭公園で有名な桜のシーンからスタートし、公園の中心に、若者たちの物語が展開されます。

吉祥寺のアパートに住む大学生の吉永純(橋本愛)は、3年生の学期末に恋人にふられ、留年通知が届く。突然、高校生の木下ハル(永野芽郁)が訪ねてきます。ハルは、亡き父、晋平(森岡龍)の元カノ、佐知子(石橋静河)が、この部屋に50年前に住んでいたらしいので消息を知りたいと言い出します。

純は、晋平と佐知子がやり取りしたラブレターに興味を持ち、進級の条件だった卒論のテーマにすることにします。タイトルは「60年代の恋文から読み解く佐知子の青春」としました。不動産屋に教えてもらい大家さんに会うと、佐知子の住所を知ることができました。

家を訪ねると孫の小田倉時生(染谷将太)から、「ばあちゃんは先月、脳梗塞で死んだよ」と教えられます。時生は佐知子の遺品からオープンリール・テープを見つけ、晋平と佐知子のデュエットが流れてきます。純は、途中で終わっている曲を完成させたら単位をもらえることになります。

3人は仲間を集めてバンドを結成し、吉祥寺フェスティバルに向けて曲を完成させようと奮闘します。ハルはしだいに心の中で、少しずつ晋平と直接対話をするようになりこの曲にこめられた想いを理解していくのでした。そして、曲が現代風に変わっていくことにハルは抵抗があるのでした。そして、純とハルは意見がぶつかり、ハルは出て行ってしまいます。

過去の恋人たちと音楽を通して、現代の若者たちが交流していく様子を、時を行ったり来たりしながら描いていくのですが、それが実に違和感なく展開していくのは脚本も担当した監督の力量でしょうか。

普通なら、見事に現代風に曲が完成して披露され喝采される・・・というエンディングを考えるところですが、この映画の面白いところは挫折するにもかかわらず、登場人物にはある種の達成感をしっかりと刻み込むというところ。

そして、フワッとやってきて、ある意味敗者になりそうだった純や時生たちに夢中になれるものを与えたハルの存在がユニーク。ハルは父親の過去を知りたいと語っていましたが、本当に実在する人物なのかもよくわからない存在で、最後も急に消えて行ってしまいます。100年目となる公園を舞台に、そのすべての時間に存在して、往来した人々のすべてを見てきたかのような、公園そのものなのかもしれません。

ストーリーは少しずつぼやけてしまうところもあり、何が何でも「伏線回収」にこだわる人(自分で考えることを辞めてしまった人)には面白くないかもしれませんが、何かを感じ取ることが好きな人、そして井の頭公園が好きな人には、とても良い映画と思える作品だと思います。

2024年12月28日土曜日

汁なし担々麵 @ ファミリーマート


汁なし・・・というメニューは増えましたが、汁なしだと塩分などを取りすぎないで健康に良いような気がしてしまいます。人気の担々麵の汁なしも、だいぶ定番化したように思います。

各コンビニでも、そこんとこは見逃すはずがありません。ファミリーマートにも当然、汁なし担々麵が登場しています。

ただし、これはファミマに限ったことではなく、いずれもあまりパッとしない印象があります。

そもそも担々麵は、一番の特徴は練りごまをメインにした芝麻醤(チーマージャン)の味。これはたっぷりのスープとともに生きてくる。従って、汁なしの場合は芝麻醤の味が希薄になってしまいます。

ファミマの場合も、やはりそこんとこは限界突破できていないと思います。ピリ辛ひき肉は自分は担々麵であることを主張しているのですが、ゴマの風味はあまり感じられません。

中華麺系の総菜としては、普通に美味しいのですが、残念ながらそれ以上でも以下でもないというところ。やはり、坦々麺は塩分とカロリーに耐えてスープに浸っているものが美味しいことを再確認しました。

2024年12月27日金曜日

ちょい早の納会 @ クリニック


年内の診療は、あと2日。

2024年も大詰めというかんじなので、スタッフが集まりやすい昨日、納会をちょっと早めですが行いました。

コロナ禍で忘年会は中止が続き、昨年はクリニックで恐る恐るランチ会を行いました。今年はインフルエンザの急増もあり、夜より昼間の方が集まりやすいという理由もあって、去年同様、クリニックでの会合にしました。

用意した食事はバーミヤン。

ちょうど、駅前ビルのひとつに先週、中華ファミレスのバーミアンが開店しました。そこで、バーミヤンのテイクアウトをチョイス。

パーティ用の「わくわくプレート 集い」と「わくわくプレート 満喫」を中心に、点心、あんかけ焼きそばなどを追加して、全部で20人前くらいを揃えました。

出席者は全部で12人だったので、少しあまりが出る丁度良い量でした。本格中華には負けるとは思いますが、意外にバーミヤンの味もバカにできないとスタッフに上々の評判でした。

ババ抜き、神経衰弱などもやって楽しんだので、来年に向けての英気も養えたと思います!!


2024年12月26日木曜日

セブンのおにぎり 57


「セブン・イレブン×ちいかわ あったまるね、きもち」というコラボ商品の残っていたもうひとつが、「モモンガのきのカレーチャーハンおむすび」です。

先に紹介した「ケチャップライス」とか「炊き込みご飯」は、あまり味としては食べた時のインパクトはありませんでした。でも、こちらの「カレーチャーハン」は、今までにない味でなかなか好感が持てました。

よくあるカレー味かと思ったら、カレー風味ではあるものの、意外と主張していません。最初の一口で、あれっ? っと思うのですが、食べていくと、カレー味より炒飯的な味が感じられます。

なによりも、真ん中に盛ってあるブナシメジの味を殺していないので、主役が何かがよくわかります。リピートしたくなる出来だと思いました。

もう一つは新発売シールが貼られた「石焼き風 旨辛ビビンバ」ですが、これはほぼ何度も登場している味で、新鮮味はありません。

コチュジャン混ぜご飯の真ん中に、ナムルと牛プルコギがそれなりの量のせてあります。当然、味もそれなり。それなりに売れそうですが、それなりです。

2024年12月25日水曜日

Petite Noël


昨夜はクリスマスイブ。

クリスマス・ツリーを飾って、丸ごとロースト・チキンを焼いて、クリスマス・ケーキで楽しむ・・・・

というのは、うちではもう昔々の話。

こどもたちが独立して、もうイベントとしては、ほぼ忘れられた存在になりました。

キリスト教徒ではないので、キリストがいつ生まれたかなんて特に気にしゃいない。

まぁ、音楽としてはJ.S.バッハの教会カンタータの区切りとして、大事な日ではありますが・・・

かみさんは、(これを理由に罪悪感無しにケーキが食べれるということなのか)ケーキを用意してくれていました。

これだけで、十分すぎるクリスマス気分ということになりました。

2024年12月24日火曜日

2024年総決算


今年も1年を総括する時期になりました。

2024年、令和6年という年は、いきなり元旦の能登半島地震という自然災害で幕開けとなり、翌2日には羽田空港での飛行機同士の衝突という人災が立て続けに起こり、波乱の幕開けでした。

羽田の事故では、海上保安庁機は死者が出ましたが、日本航空機は乗客・乗員全員が炎上する機体から奇跡的に脱出することができ、世界中が驚きました。個人的には、日本航空機の乗客の中に、うちのクリニックをしばしば利用していただいているご夫妻がいたことを知ってたいへん驚きました。幸いけがはありませんでしたが、喪失したもろもろの手続きなどで半年以上大変だったようです。

日本の政界は自由民主党の「裏金事件」が年越しでくすぶり続けましたが、政治倫理審査会という何も解明されない名目だけの会で幕引きしようとする自民党の態度は国民を愚弄するにもほどがある・・・ということで、秋の衆議院選挙での大敗につながることになりました。

数の論理で強行採決を平然と続けてきた自民党は、ついに野党の意見も無視できない立場になり、初めて与野党が政策協議をちゃんとするような状況になったことは歓迎すべきことです。というか、そもそもそれが当たり前のはずなのに、これまでなされていなかったことに腹立たしい思いを新たにしたところもあります。

3月に戻って、MLBでエンジェルスからドジャースに移籍した大谷翔平選手は、韓国で開幕戦を迎えましたが、それまで二人三脚で大谷選手を支えてきたと思われた通訳の水原一平氏が、大谷選手の財産を流用してギャンブルにつぎ込んでいたことが明るみになったのは驚きでした。

夏になると、一番の目玉はパリで開催されたオリンピック。今回もロシア勢が不参加なので、世界一という称号には多少威張りにくいところはあるかもしれませんが、それでも日本勢は多くのメダルを獲得し大活躍を見せてくれました。どんな時でも、やはりがんばっている日本人というのはいろいろな力を与えてくれるものです。

それにしても今年の夏も暑かった。地球上にはもっと灼熱地獄になっている地域もありましたが、ほんとに日本の夏も高温と集中豪雨が当たり前になってしまいました。こうなると、もう風情も何もあったもんじゃない。日本人らしさを形成する一部にあった四季の移ろいは風前の灯です。

オリンピック後のスポーツ界は、もう大谷選手一色。50本塁打50盗塁と前人未到の偉業を6打数6安打3本塁打10打点2盗塁という、マンガでも書けないような大活躍で達成し、しかもワールドシリーズに出場し優勝を飾るというすごさで締めくくりました。水原事件の影響は微塵も感じさせず、もう脱帽としか言いようがない。

9月終わりに、岸田氏が退任したことによる自由民主党総裁選挙が行われ、石破茂氏が選出されました。そして総理大臣に就任し、よもやの衆議院解散に踏み切りましたが、その結果は自民党惨敗。「裏金」議員の多くが再選されず、やっと国民の怒りが政治に届いたと言えます。

11月には、兵庫県知事選挙で斎藤氏が再選を果たすという、われわれ他県人には直接関係はありませんが、ニュース・メディアでしかわからない立場として何とも不思議な出来事になったと思います。客観的な事実として部下から自殺者を出すようなトップというのが出直し選挙で信任されるというのは不思議でならない。

さらに、SNS戦略に関して追加のスキャンダルもありました。今の世の中が、最低限のファクト・チェックがあるはずのニュース・メディアよりも、真偽の根拠も示されないSNSの発信を信じてしまうという実態が再確認されたように思います。オーストラリアでは16歳以下のSNS使用を禁止する法律が可決しましたが、そのような強権を必要とする状況は日本にもあるのかもしれません。

そして、アメリカ大統領にドナルド・トランプ氏が当選し、4年ぶりの復活を果たしたことは、来年からの世界中の政治・経済に多大な影響がありそうです。少なくとも日本は良い方向に向かうとは考えにくく、不安材料でしかありません。ロシアのウクライナ侵攻も継続していて、イスラエルは周辺諸国と軍事的軋轢を増しているわけで、アメリカ大統領の匙加減でこれらがどう転ぶかわからなくなります。

それにしても、年末になって日産自動車の業績悪化、ホンダとの経営統合の可能性が報道され、自動車産業の再編の可能性が取り沙汰されたのは驚きです。確かに日産の商品力の低下は目に余るのですが、しかしホンダと対等な合併はあり得ないし、日産が吸収されるような形を受け入れるとも思えない。日本の基幹産業の担い手の一角ですから、日本の将来に大きな影響があるかもしれません。

さて、個人的にはどんな1年なのか・・・というと、コロナ禍がおちついて(収束というには早いですが)、人の動きがだいぶ戻りましたが、クリニックの患者数はコロナ禍前ほどには戻っていません。

とは言え、こちらもだんだん年を取ってポンコツ気味になってきていますので、それはそれで丁度良いと思ってしまう・・・のはダメでしょうか。少なくとも、必要な診療機器などを必要に応じて入れ替えしたりできるだけの余力さえ確保できればと思ってしまいます。

過去の総決算を見直すと、よくもまぁそんなに働いていたものだと感心してしまうのですが、実際、日曜日にしっかり休まないと本当にきついと思ってしまう今日この頃です。

今年一番の出来事は、車をハイブリッド車からPHEVに乗り換えたこと。3月からですが、だいたい週に2回自宅で満充電して、ほぼ電気だけで走るという形に慣れてきました。ただし、ガソリンをまったく使わないのもまずいので、たまにわざとハイブリッドで走るようにして、だいたい2か月に1回10Lだけ給油し、ガソリンのインジケーターは1メモリはキープするようにしています。

やはり、モーター走行の反応の良さ、加速性はエンジンの比ではないと感じますし、静粛性も高く満足度は高い。また、高齢ドライバーに足を掛けていますので、最新の安全装備の充実度はものすごく頼りがいがあって助かります。

まぁ、そんなこんなで来年もこういう感じが続くのかなぁと思いますが、それなりによく働いた1年ということで締めくくっておきたいと思います。

2024年12月23日月曜日

君は月夜に光り輝く (2019)

だから、恋愛物は苦手だって何度も言っているのに、またもや恋愛物ですよ。しかも、相手は不治の病で死期が迫っているという、一番やばいシチュエーションです。ただ、ここで登場するのは「発光病」という架空の病気。次第に皮膚が光を放ち、大人になるまで生きることができず、治療法も解明されていないらしい。だから、タイトルがいきてくるわけですが、実際にある病気だと生々しくなってしまうかもしれませんね。

監督・脚本は「君の膵臓をたべたい」の月川翔で、最新作は大泉洋主演の「ディア・ファミリー」ですから、純愛物専門というわけではないようです。

高校三年の岡田卓也(北村匠海)は、ずっと病気で入院している渡良瀬まみず(永野芽郁)に送る色紙を渡す役をさせられたものの、一度も本人にはあったことがありませんでした。病室で色紙を渡すと、まみずは「私、余命ゼロなんだ」と言って卓也を驚かせます。

そして、父親から貰ったという大事にしているスノードームを、卓也は落として壊してしまいます。お詫びとして死ぬまでにしておきたいことを書いたリストを見せられ、病室から出ることができない自分に代わってやってくれるように頼まれるのです。

卓也は、一人で遊園地に行き猫耳をつけてジェット・コースターに乗ったり、食べきれないほど大きなイチゴパフェを食べたりして、病室に戻っては報告するのでした。次の頼みは、徹夜して並んで最新のスマートホンを買ってきてというものでした。夜中に家を出ようとすると、母親(長谷川京子)に呼び止められます。

卓也は「ちょっと出てくる」と言うと、母親は鳴子(松本穂香)もそう言って出て行って帰らなかったと語気を強めます。実は、交通事故で亡くなった卓也の姉の鳴子は、付き合っていた彼が発光病で亡くなり、それ以来死ぬことばかりを考えていたらしいのです。以来、卓也も何事にも無気力になっていたのでした。

スマートホンを手に入れたことで、まみずは街の様子などをリアルタイムの動画で楽しむことができるようになりました。そして次の頼みは、離婚してから一度も会っていない父親に離婚の理由を聞いてきてほしいというものでした。

卓也はまみずの父親、深見(及川光博)から、借金の返済が及ばないようにするための離婚で、まみずに会うと債権者に偽装離婚であることがばれるから会うわけにいかないと話します。まみずは両親が喧嘩して別れたわけでないことを知ると安心しますが、そこまで気を使ってもらっても自分の病気が治ることはないと言うのです。

卓也は、満月がきれいな夜に、こっそり病院を訪れますが担当看護師の岡崎(優香)に見つかってしまいます。しかし、「ずっとここに閉じ込めておく方が残酷だ」と言って病室に入ると、まみずを屋上に連れて行き美しく光る月を一緒に見るのです。しかし、月の光によって病が勢いを増し、まみずの体が白く輝き倒れてしまうのでした。

病気で死んでいく苦しみを持つまみずと死なれたことで苦しむ姉という、二人の辛さの狭間で生き残る者がどうすれば良いのかという答えを探すことがテーマのようです。生き残ることも違った苦しさがあるわけで、もちろん正解というのははっきりした形ではわからなくて当然でしょう。

卓也にやりたいことを代行してもらうことで、死ぬことばかりを考えていたまみずはこの世の未練を断ち切るつもりでしたが、逆に生きたいという気持ちを強く持つようになり、同じ死を迎えたとしても(少しかもしれませんが)前向きに受け止めることができたというところに救いがあります。

月夜に光り輝くのは、死が迫っている象徴なんですが、あまり露骨に光られると興覚めしてしいそうなんですが、そこんとこはほんのりと演出したのは正解だと思います。

2024年12月22日日曜日

セブンのおにぎり 56


セブン・イレブンの「弁当シリーズ(?)」とでもいうような、ドデカいおにぎり。

今回は「どーんとおむすび アジフライ」です。

270円(税込み)と、ちょっと高額ですが、まぁ、一つでも十分に食べた気になれる大きさ。

それっぽい大きさのアジフライがご飯でサンドしてある形状で、厚みもバカにならない。手で持って食べられるミニ弁です。

ただし、2回目は無いかなぁ。

何故かというと、ソースとしてタルタルが使われていて、そっちの味が強すぎる。アジの味が感じられません。これだとのり弁に必ず入っている得体の知れない白身魚フライと同じ。

別に旨くないわけではありませんが、「どーんとおむすび のり弁」の時のようなインパクトはありませんでした。

2024年12月21日土曜日

ひるなかの流星 (2017)

永野芽郁、17歳の初主演映画。やまもり三香の少女マンガが原作で、脚本は安達奈緒子、監督は新城毅彦。

与謝野すずめ(永野芽郁)は田舎で天真爛漫に育った高校1年生。父親の海外赴任に母親もついていくことになり、突然東京の叔父、諭吉(佐藤隆太)に預けられることになります。東京の街の大きさに圧倒され、迷子になったところ諭吉のカフェの常連客である獅子尾(三浦翔平)に助けられます。

転校した学校に行くと、何と獅子尾が担任教師でした。隣の席になったのは馬村大輝(白濱亜嵐)で、愛想が悪いのはイケメンのくせに女性に対して臆病ということをすずめに見抜かれます。そのことを黙っているかわりに、馬村はともだちになってというすずめの頼みを了承します。

山での校外教室で、馬村に気がある猫田ゆゆか(山本舞香)は、すずめが馬村と一緒にいることが面白くないため、キャンプファイヤー用の薪を持ってくるように先生が言っていると、すずめに嘘の薪小屋の場所を教えます。すずめは道に迷い、追いかけてきた馬村と一緒に帰り道を探しますが、雨も降ってきて熱を出してしまいます。そして、二人は探しに来た獅子尾に助けられるのです。

学校に戻り、すずめはなんで嘘をついたのか猫田に尋ねますが、ここでも猫田が馬村が好きな事を言い当ててしまい、取っ組み合いの喧嘩になるのですが、それきっかけに二人は仲良くなるのでした。都会っ子の猫田のすすめで化粧やファッションを楽しむようになったすずめでしたが、しだいに獅子尾に対する思いが高まっていくのです。

獅子尾も、すずめを生徒の一人という思いを超えてしまう自分を抑えるのが精いっぱいでした。馬村はそんなすずめの気持ちを察しつつも、すずめが好きという気持ちを募らせます。獅子尾の気持ちに気がついた諭吉に、それは許さないと言われた獅子尾は、すずめに特別な存在ではないと言い放つのでした。

まぁ、自分がもっとも不得意な恋愛系ドラマで、しかも先生と生徒の禁断の関係が出てくるので、最初はこりゃだめだと思って見ていたんですが、そこへ同級生同士の青いキュンキュンが混ざってくるという構成でドロドロ一歩手前で踏みとどまる話でした。

今でも若々しい永野芽郁は、実年齢に近い主人公を元気に演じていますが、誰もが永野芽郁に感じるイメージそのままのキャラクターなので、無理なくストーリーに溶け込んでいます。白濱亜蘭は20代なかばなのでやや無理がある感じで、女性に対して臆病ですずめが振り向いてくれるまで待つというのも「らしく」ないかもしれません。

映画を見た人は獅子尾派と馬村派に分かれてキャーキャーしたようなんですが、まぁ無難な決着がついているので安心。胸キュン好きな人は見て損はありません。

2024年12月20日金曜日

シシャモのアヒージョ


アヒージョは、オリーブオイルとニンニクで具材を煮込んだスペイン料理のことで、中身はいろいろですが、一般的には海鮮食材が中心に使われています。

今回は、メインの食材は「シシャモ」を選んでみました。本来は北海道を中心に獲れるものが「本当の」シシャモなんですが、一般に流通しているのは輸入物のカラフトシシャモです。

実は、テレビの「晩酌の流儀」という番組で紹介されていたもの。

どちらかというと和風なイメージが強いので、そのまま丸干しを食べる感覚なので、アヒージョにするというのは「えっ?」と思うかもしれません。

でも、例えばイタリア・スペイン料理では、イワシは普通に使われますので、多少似たような感覚でシシャモを使うのはありです。

準備は簡単。絶対必要なのはニンニク。まず少量のオリーブオイルで、気泡が出なくなるまで刻んだニンニクを炒めます。次に輪切りの鷹の爪を好きなだけ入れて、焦がさない程度に火を通します。

あとは食べる食材を並べて、オリーブオイルをある程度ひたるまで入れて加熱するだけ。味をみて、足りなければ塩をパラパラと追加します。

さすがにシシャモだけでは寂しいので、定番のアサリ、イカ、ムキエビ、マッシュルーム、ピーマンなどを追加しました。そして、味が決まるトマトは必須だと思います。

あとは、ワインとバゲットを用意して、お召し上がれ!! いつものシシャモが、格段の旨さに生まれ変わります。

2024年12月19日木曜日

帝一の國 (2017)

古屋兎丸によるマンガを原作とし、主としてテレビ・ドラマで活躍するいずみ吉紘が脚本、「キャラクター」の永井聡が監督しました。

海帝高校はエリート家庭のこどもが集まる男子校で、生徒会に出入りできる者は、将来日本の政治経済の中枢を担うことが約束され、その頂点に立つ生徒会長は多くが総理大臣となっているのです。トップの成績で入学した赤場帝一(菅田将暉)は、クラスのルーム長となり生徒会に参加することになります。

赤場の父、官僚の赤場譲介(吉田鋼太郎)は総理の信任が厚いものの、かつて海帝高校の生徒会会長選挙で敗れた東郷卯三郎(山路和弘)の下で忸怩たる思いの毎日を送っています。譲介は帝一に英才教育をほどこし、生徒会長となって将来自分の国を作ることを厳命していました。

帝一は幼少の頃から東郷の息子、菊馬(野村周平)にいじめられていましたが、白鳥美美子(永野芽郁)に助けられ、美美子も帝一が弾くピアノが大好きでした。しかし帝一はピアノを封印し、生徒会長を目指す決断をしたのです。親友で副ルーム長に指名した榊原光明(志尊淳)を伴って帝一が初めての生徒会に出席すると、菊馬もルーム長として出ていましたが、もう一人、大鷹弾(竹内涼真)というライバルの存在を認識しました。

何かと姑息な手段に出る菊馬と違い、大鷹は明るく豪快で、野心しか見えない生徒会メンバーの中で異彩を放つ誰にも好かれる好男子という存在でした。帝一は、当初敵対心を強くしますが、次第に打ち解け友人と言える仲になります。

秋になり、2年生の中から来年の生徒会長を選ぶ時期になりました。もっとも現生徒会に近い考えを持ち、第一本命と言えるのはロン毛金髪の氷室ローランド(間宮祥太郎)でした。帝一は、氷室に取り入り彼の選挙活動を応援することにします。大鷹が応援に回ったのは、穏やかで地味ですが、全校生徒を平等に扱えるように生徒会の改革を謳う森園億人(千葉雄大)です。

氷室は人気のある大鷹を怖れ、帝一の助言で氷室陣営に引き込むため経済的に苦しい大鷹家への援助を持ち出しますが、大鷹はきっぱりと断るのです。菊馬は帝一が氷室に可愛がられるのが不愉快で、氷室の父親が帝一の父親の政策立案により商売が苦しくなったことを告げ口します。氷室の元では生徒会長への道が閉ざされてしまうと悟った帝一は、森園陣営に頭を下げるのでした。

マンガですからかなり荒唐無稽な話ですが、「大人の世界」の縮図みたいなところが面白い。ひとたび金が絡むと人間のいやらしさが表に出て、またそれが諸刃の刃となって戻ってくる怖さが端的に描かれています。

野心の塊のような帝一ですが、彼の人間としてのやさしさを保たたせているのが美美子の存在で、スキャンダルを怖れる帝一が度々彼女の家の前で、海帝高校の様子を伝えるのに使うのが糸電話というのが気が利いています。そして、帝一が「自分の国」を作りたい本当の理由・・・これがなかなか良い。これがわかると絶対に帝一を応援したくなるかもしれません。

それにしても、主役級若手俳優を惜しげもなく大量投入して、それぞれの持ち味も引き出した監督の技量はなかなかのもの。ギャグに溺れてしまうことなく、全編ハイテンションで走り切った作品と言えそうです。

最後にエンディング・テーマのクリープハイプ「イト」のメロディに乗って、フェンダーのストラットキャスターを抱えたまま永野芽郁が踊る美美子ダンスが超絶可愛い!! 公開時、これが受けて真似する動画がたくさんアップされたようです。

2024年12月18日水曜日

葱焼牛肉麺


台湾のインスタント・ラーメンです。

通販サイトで1袋700円くらいするので、おいそれと買えない「高級品」です。

お土産でいただいたので、早速実食しました。

袋の中には、普通の感じの乾麺、粉スープの素の小袋、そしてレトルトのパックが入っていました。特に作り方は書いてありませんが、普通に作ればいいので困りません。

さて、気くなるレトルトの中身は煮込んだ牛肉とスープでした。葱ともやしは追加しました。

味はチョイ辛で、牛肉スープはあまり強くありません。追加できる豆板醤がついていますが、入れても辛さはマイルドでした。

麺は細めのちぢれ平麺という感じで、もう少し太い方が嬉しい感じです。

まぁ、普通に美味しい。レトルトが価格が高い理由と思われますが、それでもこの量の牛肉ではせいぜい500円くらいでないと買う気になれません。