2011年10月9日日曜日

プリウスα& アクア ~ 減税狂想曲

6月初めに注文したトヨタのプリウスα(7人乗りGグレード)。丸4ヶ月経ちましたが、一向に納車のめどはたっていません。こうなると、ディーラーの担当者が言っていた来年5月もあながちジョークになっていないかも。

再三書いていて申し訳ないのですが、3月一杯の登録が自動車取得税\128,500免除のリミット、そして4月一杯が自動車重量税\22,500の免除のリミット。つまり3月末までに登録されれば、\151,000も使わなくてよくなるわけです。

トヨタも黙っていても売れるだろうと強気の車ですから、実質的に車本体の値引きがほとんどない。減税で値引きした気にさせる・・・というと表現が悪いかもしれませんが、実際のところ注文する側も、減税終了まで10ヶ月もあれば、減税の恩恵があることを前提で注文します。

まぁ、本来企業が負担すべき利益の減少分を税金が補填しているみたいなものですから、エコカー減税という制度の是非という問題が絡んでくることは避けられません。

そうこうしているうちに、今度はプリウスファミリーとして登場するはずのハイブリッド・コンパクトカー(プリウスC)の発売がせまってきました。どうも(トヨタがリークする)メディア情報では、プリウスブランドをはずしてアクアという名称になるようですが、減税のタイムリミットがせまっているだけに、こちらの先行予約の駆け引きも相当熱が入っているようです。

まだ、正式な価格も仕様もディーラーですらわかっていない状況で、仮の仮の仮の・・・くらいの予約をしないとダメという雰囲気ですから驚き桃の木。

アクアは11月から東北の工場で、おおよそ月間1万台生産される予定となっています。3月末までに登録するためには、実質的には2月までの生産分の約4万台が対象。

今回プリウスαを注文して初めて知ったのですが、トヨタの販売系列には「トヨタ」「トヨペット」「カローラ」「ネッツ」という4つのチャンネルがあり、全国のこれらの営業店舗を全部合わせると約5000店にも上るんですね。

ということは、各店舗あたり最初に注文した8人までしか減税対象にならないということです。アクアの方がαより車体が小さいので、おそらく100%免税で11万円程度だと思いますが、それでもやはり値引きはほとんどしないでしょうから気にならないわけがない。

それに客としては、純粋に注文した順番に車を完成させていると思っていましたが、どうもそうではないようです。各チャンネルの販売実績に応じた振り分け台数というものがあって、例えば神奈川トヨタなら、月に××台までとか、さらにその○○営業所は月に×台みたいな感じ。

ですから、プリウスαのネットでの状況を見ていると、注文日と納車日の順番はバラバラで、遅く注文したのにやたら早くに納車されていることもけっこうあるんです。

営業成績の良い店舗では30人まで減税保障しますというようなことができるけど、逆に2人しか無理という店もあるかもしれないというわけです。となると、ディーラーや担当者などにこだわりのない人は、あちこちの営業所に駆け回ることになってしまうわけです。

αにしても、アクアにしても、来年春以降は減税幅程度の値引きが上乗せされるようになる可能性がありますが、その分納期は相当先ということを覚悟しないといけません。

そういう意味では、値引きもあまり無く、納期もず~っと先で、減税も受けれないかもしれない人は一番可哀想・・・って、自分じゃないかぁぁぁぁァァァァ