うちの自宅の近くにはプロローグという、この界隈では有名なパン屋さんがあります。このブログでも以前に取り上げていますけど、昨日の日曜日の朝は久しぶりに出かけてみました。
相変わらずすごい人だかりで、朝早くから次から次へと奥からパンが焼き上がってきていました。ここの人気は、多種多様なパンのアレンジと売れ筋はめったに売り切れにならない配慮が大きな原動力ではないかと思います。
どんどんお店が増改築され、さぞかしこの地域ではパンの需要があるのかと思われたのでしょうか。数年前にセンター北で評判になっていたパン屋さんが引っ越してきました。プロローグからわずかに100mほどしか離れておらず、完全に宣戦布告状態です。
しかし、残念ながらセンター北では惜しまれているものの、こちらではプロローグの前になすすべがない・・・というと大げさかもしれませんが、いつ見ても客の数はかなり少ない。そういう我が家でも、一度買ってそれっきり。
ちょっと離れていますが、あざみ野駅に通じる道にも評判のパン屋があり、やはり朝からお客さんが大勢集まっています。ただし、ここは駐車場がなく、その路上駐車が相当迷惑になっています。少なくとも、路上駐車対策をお店が考えている様子はなく、そのあたりにちょっと?を感じるわけです。
さらに、今年の夏にはたまプラーザの駅の近くで四半世紀前から有名だった「ベッカライ徳太郎」というパン屋さんが、比較的近くに移転してきました。ここは、比較的シンプルなパンが売りで、併設するカフェも評判です。
さて移転して、お店はずいぶんと大きくなったようですが、そのほとんどがカフェのスペース。入り口の売り場で好きなパンと飲み物を買って、奥でゆっくりとくつろぐ・・・ということなんですが、行ってみて驚いたのは、パンを並べているスペースの狭さ。
わすが6畳から8畳くらいでしょうか、プロローグと比べると1/4位しかありません。しかも、朝7時台にもかかわらず、ほとんど品物はなく、わずかに数種類のパン、それもシンプルなものしかありません。
一番の評判のパンはありませんし、食パンとコーヒーだけでカフェに行ってもしょうがない。残念ながら、また買いに行こうという気になりませんでした。休日の朝ですから、人気のあるパンは少なくとも売り切れにならないくらい用意してもらいたいものです。
たまプラーザ近辺では老舗みたいな店だけにあえて苦言を呈するわけで、「うちはこれだけ」という姿勢だったら、わざわざ移転してくることはなかったのではないかと思います。
どんどん店を大きくしていくプロローグの拡大路線は、どこかで何かを見落とすかもしれません。クリニックという「店舗」を経営している立場で考えてみると、自分の出来る確実なサービスを提供するというのは理解できなくはない。しかし、そうなら移転して店舗を拡大した意味がありません。
そんなわけで、静かなパンの戦い・・・どうなることでしょうか。