2011年10月21日金曜日

独裁者の末路

古今東西、独裁者で幸せに天寿を全うした人はいるのでしょぅか。歴史上最初の独裁者は、ジュリアス・シーザー。皆さんご存知の通り、信頼していた部下によって暗殺されました。

近いところでは第二次世界大戦で、イタリアのムッソリーニは処刑され、ヒットラーは自害に追い込まれています。

もちろん、中には国民の信頼を得た人もいるかもしれませんが、それは例外的なケースといえます。最初は、そのカリスマ性によって誰もがついてきますが、どこかで何かが違ってくる。

中東・アフリカ諸国を席巻する民主化の波「アラブの春」は嵐となって、エジプトをはじめ多くの国に拡散しています。その規模からすれば、東西冷戦の終焉よりも大きく、また過激な結末を呈しているように思います。

リビアの「暴れん坊」と呼ばれたカダフィー大佐。主としてアメリカに対して、数々の攻撃を仕掛け、世界を敵に回しているうちはよかった。

しかし、自分の国の中に少しずつ芽生え始めた様々な疑問に対しては、うまく統制することができなかったということでしょうか。敵は外に作るものであって、懐に持つものではありません。

カダフィーが追い詰められ、かつての彼の国民によって殺害されるというニュースは、正直驚きを禁じえません。大国に暗殺されるというのならともかく、国民から否定されるとは。

どこかで、ボタンを掛け違えたのでしょうか。何年かして、歴史の教科書なる頃には、その答えも見つかっているかもしれません。

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