2012年2月20日月曜日

ラヂオ


ラヂオ・・・ラジオより昭和の香りがする表記ですが、自分の場合どちらかというと、やはりラジオの方がしっくり来る感じ。

もう、ずいぶんと使っていない。数年前に車のナビが壊れて、しばらく毎朝ラジオを聴きながら運転していました。この時も、ずいぶんと久しぶりのラジオ体験だったのですが、映像がなくても音だけでしっかりと伝わってくる情報を改めて感心しました。

ラジオのよさは、音の濃さなんだと思います。テレビでは、映像に頼って音、特にしゃべりの部分についてはずいぶんと軽視している。見ればわかるだろう的な、安易な番組作り・・・おっと、またテレビ批判をしてしまった。

当然、口だけですべてを伝えるためには、出演する人の話し方が大変重要な要素になってくる。やたらと話しまくってもうるさいだけですから、無駄のないしゃべりの中に、聞いている側が視覚的イマジネーションを沸き立たせるだけの力量が必要。

そういう意味で、自分の高校生のころの深夜放送というのは、ある意味ラジオ文化の頂点だったのかもしれません。本来別のことを・・・通常勉強のはずですが・・・するために夜更かしをしているのに、いつのまにかラジオを聞くために起きているようになる。

最後まで聞ききった時の充実感? はけっこうあったものです。山崎ハコ(超暗いイメージ)の放送の最後に「・・・山崎ハコでした。おはようございました」というエンディングを聞くと、やったぁという気分でした。

メディアが拡大・細分化して、いまさらラジオでもないかもしれませんが、こういう文化が人の感性をより育てていたのかと思います。今の若者の感性は何で培っているんでしょうか?